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【RPA導入イメージを具体化】不安一掃大手RPA導入事例5選!導入ツールや自動化業務を紹介

業務効率化の味方、自働化ツールRPAとは

RPAとは「Robotic Process Automation」の略称で、業務自動化に携わる技術もしくは業務自動化ツールやソフトウェアロボットそのものを指します。RPAツールを導入することで繰り返し行う単純作業をロボットに任せ、人間しか行うことの出来ない生産的な業務に集中出来ます。それにより作業時間を短縮したり、人為的なミスや精神的負担を減らしたりすることも可能なので、労働力不足解消や働き方改革の実現を叶える業務改善ツールの1つとして注目されています。

▼RPAについて詳しく知りたい方はこちら▼


そんなRPAですが、全ての業務を自動化できるわけでなく、また自動化できたとしても業務によっては期待していたほどの時間削減効果を出せなかったなど向き不向きがあります。RPAによる業務自動化を成功させるには、導入前に置き換えたい業務がRPAで自動化するのに向いているかどうか確認する必要があるのです。

この記事では大企業のRPA導入事例や社内での RPAの導入を推進した担当者の方へのインタビューを紹介します。RPA導入を検討しこの記事にたどり着いた方はまず以下の記事から思い通りに業務自動化を進めることが出来るかご確認ください。向いている業務に当てはまった方は記事を読み進め、具体的なイメージを掴んでもらえればと思います。またその場合、RPA HACK内全ての記事が導入から開発、運用までの手助けになるはずです。是非お役立てください。

▼向いているかどうかはこちらでチェック!▼


現在国内外の多くの企業が6大RPAツールを初めとする様々なRPAツールを提供しています。利用者がそれぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して適切なRPAツールを選ぶことが業務改善へのカギとなります。名前をよく知るような大企業はどういった経緯でどのRPAを導入し、どんな業務を自動化したのでしょうか。

大手企業のRPA導入事例5選

導入事例①ファミリーマート

株式会社ファミリーマートは国内外にフランチャイズを含む24,563店舗(2020年2月末)のコンビニエンスストアを展開、13,955名の従業員数(2020年2月末)を抱える大手コンビニエンスストアチェーンです。

ファミリーマートでは「人手不足をはじめとするビジネス上の課題の解消」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速」という2つの目標を達成するために2018年の6月にUiPathを導入しました。
「ロボット開発には自社のビジネスや業務・手続きに精通した自社の従業員が携わるべきだ」というこだわりがあった為、内製化を目指し、開発の容易さに加え既に導入していた社内システムとの連携性や学習環境を踏まえてUiPathを選択しました。
UiPathを使って自動化した業務は主に「定型的な分析や配信」に関わる業務です。

ファミリーマートでは基幹システムからダウンロードした莫大なデータを集計、分析、加工して全国各地の店舗に届けています。これらの業務は以前まで人手による作業を必要としていましたが、RPA導入により自動化することで大幅に作業時間を削減することに成功しました。更にはヒューマンエラーの懸念が無くなったことで作業品質の向上したという結果が出ています。
元々は特定の部門を対象に業務自動化を進めていたファミリーマートですが、評判を聞きつけた他の部門からも業務自動化の声が高まったり、RPAの導入をきっかけに各個人が業務内容を見直し始めたり、まさにDXの加速という目標を達成したといえます。

▼ファミリーマートが導入したUiPathについて詳しくはこちら▼

導入事例②ニチレイロジグループ

ニチレイロジグループはニチレイのグループ会社で、物流ネットワーク事業やエンジニアリング事業で構成される国内最大規模の低温物流企業グループです。国内22社、海外11社のグループ会社を持ち、2020年9月には英国の子会社が同国の低温物流事業を行う会社を子会社化するなど、国内外問わずに勢いのある企業です。

ニチレイロジグループでは、自動化ツールである「Excel」や「Access」を用いて労働力不足や働き方改革のテーマに取り組んでいましたが、これらのツールは担当者のスキルに依存しやすく、他部門への応用に限界を感じていたところでした。そこで貨物の入出庫管理などのパソコン作業にNTTAT社が提供するWinActorを導入することを決め、結果として年間18万時間の業務のRPA化を達成しました。

成功のカギは「我がこと化」です。ニチレイロジグループではIT部門以外を含む社員全員が当事者意識を持ち、RPA導入を進めました。RPAがまだ浸透しきっていない現在、IT部門に全く関係のない業務を行っていた人がRPA導入に当事者意識を持つのは難しいことです。しかしニチレイロジグループは、説明会で身近な事例を用いて解説したり、RPAを積極的に利用できる環境を作ったりすることで、会社一丸となった業務自動化を進めることができました。現在では業務時間の削減のみならず、従業員がRPAの知見を活かして業務効率化のプロフェッショナルとして活躍する事例も生まれています。

▼ニチレイロジグループが導入したWinActorについて詳しくはこちら▼

導入事例③JALサンライト

JALサンライトは日本航空株式会社の特例子会社です。特例子会社というのは障がい者の雇用促進を目的とする会社で、JALサンライトも従業員464名のうち213名が障がい者です。知的障がいをはじめとする様々な障がいを持った人が航空券類審査や客室乗務員のスケジュール管理等の業務にあたっています。(2020年4月時点)

JALサンライトでは親会社のJALがRPAを導入したことをきっかけに、2019年に収入管理センターで行う業務にUiPathを導入しました。
以前まで収入管理センターでは、フライトイレギュラーの際に無効化された航空券や、紙面で出力された航空券の発売報告書の審査業務を手作業や目視で行っていました。UiPath導入により、これらを含む約30のワークフローを開発し、大幅に作業時間を削減することに成功しました。

また、JALサンライトにおいて画期的だったのは業務時間の削減だけではありません。JALサンライトは上記で述べた通り半数近くの従業員がそれぞれの障がいを抱えています。視覚障がいをもった従業員はPC画面の文字を起こすスクリーンリーダーソフトを使用するなどして業務にあたっていましたが業務システムによってはソフトとの相性が悪く使えないものもありました。これらの業務に対してスクリーンリーダーソフトと相性のいいExcelをユーザーフロント、そしてその間の連携作業をUiPathが担うことで、業務システムとスクリーンリーダーソフト間のインプット・アウトプットが実現し、障がいを克服する手立てとなりました。

RPA導入実現までの具体的な流れとポイント

近年大手の企業も熱心に業務自動化や効率化に取り組んでいることがご覧いただけたと思います。では実際興味を持ってからどのような流れで導入すればいいのでしょうか。ここでは、RPA導入までの具体的な流れが分かる事例として以前行った2つのインタビューを紹介します。導入の経緯から人材育成まで直接お伺いした貴重な情報が沢山ですので、導入を考えている方は是非目を通してください。

導入事例④田辺三菱製薬プロビジョン株式会社

田辺三菱製薬プロビジョン株式会社は、田辺三菱製薬国内グループ会社の人事、経理、デジタル化推進支援等の受託を行う企業です。田辺三菱製薬プロビジョン株式会社では、ファミリーマートと同じく「DX推進の良いきっかけ」という目的に加え「先を見据えてデジタル人材を育成することは将来の投資になる」というお考えのもとRPAツールのUiPathを導入しました。

インタビュイーの佐々木さんはプログラミング未経験ながらも開発を独学で習得し、更には社内280人の開発者の育成に成功された方です。導入当初から定量定性の2つの視点から設定した明確な目標に取り組みつつ、将来のデジタル人材育成を成し遂げた佐々木さんのインタビューはRPA内製化を目指す際の参考に最適です。

▼インタビュー内容をもっと知りたい方はこちら▼

導入事例⑤東急カード株式会社

東急カード株式会社はクレジットカードの取り扱いに関する業務、金銭貸付、通信販売等に関する業務を行う企業です。東急カード株式会社では紙の書類を必要とする業務が多く、それに伴う作業量が膨大だったため2017年にRPAツール、WinActorを導入しました。

インタビュイーの山田さんは同じくプログラミング未経験ながら独学で「Winctor RPA認定者エキスパート」を取得し、導入から約3年後には「WinActorアンバサダー」に就任されました。業務改善の一角として山田さんを含め2名でRPA推進業務に取り組んでおり、ボトムアップでRPA推進を進めていきたい際に参考になりそうなお話が盛りだくさんです。社内でRPAの利用を浸透させるための現場に対する広報方法やフォローの仕方にもインタビュー内で触れているのでご一読ください。

▼インタビュー内容をもっと知りたい方はこちら▼

RPA導入に一歩前進!

RPA導入のメリットや導入のイメージを掴んでもらえたでしょうか。導入の経緯や置き換える業務内容に違いはありながらも、RPA導入の効果を充分に感じて頂けたと思います。業務改善を目的に導入した後に、RPAの先駆けとして従業員が活躍の場を広げたり、障がいを克服するのにも有効であることがわかったりするのが印象的でした。現在導入を検討されている方も、いずれは自社にしかできない価値を創造していただければと思います。

Robo Runnerのご紹介

導入のイメージは掴めたけれどやはり不安という方もご安心ください。現在多くの学習支援、サポートサービスがあり、自分に合ったものを選択することが出来ます。その中から1つご紹介するのは「Robo Runner」というサービスです。

「Robo Runner」はRPAツール導入後の開発・運用・保守などに関わる不安を専任サポーターと共に解決できる伴走型のサービスです。無制限のチャット相談サービス(時間内)や週に1回の経験豊富なエンジニアとのオンライン面談という心強い特徴を持ちながらも月9.5万円~利用できます。

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