RPA(Robotic Process Automation)、AIが職場に導入され、興味を持っている事務職の方が増えているのではないでしょうか。
ただ、RPAやAIに対して興味はあるもののまだ自分とは遠い存在であると感じている方も多い
こちらの記事では事務職からRPAエンジニアに転職した筆者が、転職した経緯~RPAエンジニアの魅力までを解説する記事です。
RPAエンジニアという働き方に興味がある方、事務職からの転身を考えている方に参考になればと思います。
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目次
RPAエンジニアになるまでの経緯
私がやっていた事務職の仕事内容はとてもシンプルで、各種書類の受理・整理・進捗管理、その他随時発生する庶務。毎日・毎週・毎月、ほぼ同じことの繰り返し。
ですが、「ほぼ」同じであって「全部」同じではなく、イレギュラーが発生することは当たり前。事務の仕事は複雑で、多かれ少なかれ人に属していることも多々ありました。
例えば、一見、意味のないような工程一つとっても、過去に起きたミスをカバーするために生まれた仕事であるとか、取引先ごとに特別対応をしていて細かな配慮が必要だが、それはドキュメント化されていなくて担当者の頭の中だけに情報がある等。
過去のナレッジを経験という形で溜めながら、細かな内容に逐一対応し、色々な雑務もこなしながら仕事に追われる日々。
そんな時、私はVBAを使用して、Excel作業を少しずつ自動化していきました。
効率よくデータを加工する方法を考えたり、自分で書いたコードが動くまで試行錯誤を繰り返す苦労をしながら、思い通りにVBAが動いた時の感動がやみつきになり、できるところからどんどん自動化を進めました。
忙しい仕事の合間を縫っての作業でしたが自動化をして自分の時間を抽出することに成功した時の達成感たるや…。そうして、味をしめた私は転職し、満を持してIT業界に飛び込みました。
RPAエンジニアの2つの魅力
そんな私がRPAに携わり、開発者として過ごしてきた約1年間を振り返り、RPAエンジニアとして魅力に感じたことを2つ厳選してお伝えします。
前提条件
まずは前提として、この記事で出てくるRPAについては、大掛かりなシステムではなく、事務担当者の作業を自動化するような、比較的小さい規模の開発を対象とします。
私は社内の様々な部署からRPAロボットの作成依頼を受けるIT部門に所属し、依頼された部署の担当者と共にRPAロボットを開発しているRPAエンジニアです。
依頼者はその業務を自動化する為に、私に一から業務を教えてくれるパートナーとなり、二人三脚でRPAロボットを作成していきます。
魅力:素敵な笑顔と感謝の言葉を直接受け取ることができる
まずRPAロボットの開発に欠かせないのが、依頼者(以後、「業務担当者」とする)がどのようなRPAロボットを作って欲しいと思っているのか、その業務にはどのような目的があるのか、しっかりと確認することです。
次に、業務のやり方を大きく変えてRPAロボットを作成するのが望ましいのか、はたまた、今の手作業をRPAロボットで実現するために手順には簡易に手を加えるだけに留めるのか、それとも、今の手順のままをトレースするのか、検討し提案します。
そして、RPAとはどういうものなのか、RPAロボットを作成するにあたり、新入社員に教えるよりも詳しく逐一指示をすることの必要性を業務担当者に説明し、理解していただいたうえでRPAロボットの作成に入ります。
RPAロボットは業務担当者と開発担当者の二人三脚で作っていきます。何度も何度も細やかにコミュニケーションを取りながら作成するため手間がかかりますが、そうして完成したRPAロボットは業務担当者にとっても、開発担当者にとっても、まるで我が子のように愛着が湧き、とても愛しい存在になるのです。
また、業務担当者にとって、今まで手作業で行っていた業務がボタン一つ押すだけで目の前で動き出し、自分よりも何倍も早く正確に仕事を終えてくれることのインパクトはすさまじく、初めて業務担当者にRPAロボットをお披露目すると必ずと言っていいほど感嘆の声と嬉しそうな顔を見せてくれます。
実際に使用した感想も「ありがとう、とても楽になったよ」「また次もお願いしたい」「他にも使えないだろうか」など声をかけていただけて、こう言った言葉をもらえるのが最大の魅力といえるでしょう。
魅力:コミュニティが活発なので横の繋がりができる
現場で独りで孤軍奮闘しながら開発している方も、チームで取り組んでいる方も、望めば社外のコミュニティに参加できます。
ひとつ、「commpass」というサイトを紹介します。ここではRPAエンジニアはもちろんのこと、様々な仕事をされている方と繋がることができます。
好奇心旺盛でRPAが大好きな人たちと切磋琢磨していける環境がある。まだまだ広く一般的に知られているとは言い難いRPAだからこそ、沢山の現場の生の声を聞ける場は大変貴重で、ありがたい場となっています。
まとめ
モノづくりの楽しさを味わえて、「ありがとう」と言ってもらえて、沢山の仲間と刺激的な毎日を送ることができる、そんな魅力がRPAエンジニアにはあります。
私は事務職出身のRPAエンジニアなので、事務職の方に語り掛けます。
現在事務職でExcelを駆使して大立ち回りしているあなた。毎日職場内のパイプ役になっているコミュニケーション上手なあなた。
もし、この記事を読んで少しでもRPAについて興味を持っていただけたなら無料のRPAツールも多く出ているので、一度触れてみてはいかがでしょうか。
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