RPAエンジニアを志す人が気になるのが、「どのRPAツールが人気なのか?」、「勉強したら求人があるのか?」といった点です。また、RPAの導入を検討する企業の立場に立つと、検索数の多寡がRPAツールを選択する際の参考になります。
「どのツールが人気なのか」を定点観測できる場があることはRPAについて詳しく知りたいと考える人にとって有益ですが、大人の事情もありなかなか表に出てこないのが現状です。
これからRPAを学ぶ、RPAエンジニアにキャリアチェンジを検討している、自社にRPAツールを導入したいといった方の参考になるよう、各ツールの人気度を調べるべく、キーワードの検索回数を調べることのできるGoogleトレンドを利用して以下の5大RPAツール検索回数を調査しました。
本記事では情報を定期的に更新して最新のトレンドを提供しています。
※2022年4月7日更新
対象ツール
こちらの定点観測では、5大ツールと言われる以下RPAツールの検索数を比較していきます。
①WinActor(NTTアドバンステクノロジ株式会社)
②UiPath(UiPath株式会社)
③BizRobo!(RPAテクノロジーズ株式会社)
④Blue Prism(Blue Prism株式会社)
⑤Automation Anywhere(オートメーション・エニウェア ジャパン株式会社)
RPA活用辞典を無料でDL▼5大ツールの比較や各ツールの詳しい紹介はこちら▼
ツール比較:おすすめRPAツール7選徹底比較!特徴や価格の観点から詳しく解説!
WinActor:WinActorの魅力とは?価格〜勉強方法まで詳しく解説!!
UiPath:UiPathとは?特徴、価格〜勉強方法まで詳しく解説!
BizRobo!:BizRobo!の魅力とは?製品の種類から勉強方法まで詳しく解説!
BluePrism:Blue Prismの魅力とは? 価格・勉強方法まで詳しく解説!
Automation Anywhere:Automation Anywhereとは?機能〜勉強方法まで解説!
過去1年間の検索数の推移
(データ取得日:2022年4月7日)
上記のグラフでは、キーワードとして指定した5つのRPAツール名の内、グラフに示された期間中に日本国内で最も検索された時点の検索数を100とした場合の相対値で、各ツールを比較しています。
グラフからUiPathが純国産RPAツールWinActorを抑えて検索数1位となっていることが分かります。
グラフに示された2021年4月8日から2022年4月7日の期間中、相対値が100である、すなわち最も検索された時点とそのときの検索キーワードは、2021年6月13日~6月19日の間でのUiPathでした。
地域ごとの検索数比較
Googleトレンドでデータを得ることができた31都道府県別で、20年1月13日から2021年1月22日の期間における各ツールの検索数の割合をみてみましょう。
東京都や神奈川県といった首都圏では5大ツールがひしめき合っており、地方ではUiPathとWinAcorの2強であることが分かります。また、日本3大都市圏や地方中枢都市を含む都道府県では、UiPathとWinActorに加え、BizRobo!も検索されているといった傾向があります。
次に検索数の比較地域を世界に広げてみましょう。
(データ取得日:2022年4月7日)
UiPathの検索数が最も多いのは日本と共通ですが、世界での検索数の上位2番目には、検索数が日本で2番目に多かったWinActorと3番目のBizRobo!と入れ替わる形で、Automaton AnywhereとBlue Prismが来ています。
検索数をツール選択の参考の一つにしよう
まとめると以下の通りです。
・日本における全体の検索数はUiPathがトップ、地方での検索数はUiPath、WinActorの2強
・世界でも検索数はUiPathがトップだが、2番手にAutomation AnywhereとBlue Prismが来る
「検索されている」ということはそれだけネットに情報が多く集まっているといえます。これはエンジニアにとって、学習しやすいということにつながり安心感があります。また、RPAの導入検討者にとっては、ツール導入後にトラブルが発生した場合であっても、ネット上で同様の事例が見つかり解決できる可能性が高くなります。
ただ検索数そのものは、無料のコミュニティ版の用意があるか、日本語対応しているか等の要素があり、検索数の多さと性能の良さは別物です。各ツール良し悪し、合う合わないがありますので、こちらの記事を取っかかりに興味を持ったツールの性能を調べてみましょう!
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