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無料でここまでできる?!RPAフリーソフト一覧!メリット・デメリットも解説!

無料 RPA タダ 0円 ツール 一覧

少子高齢化による生産年齢人口の減少が問題視され、働き方改革や業務効率化がどの業界でも重要視されています。こうした社会情勢を背景に、業務自動化技術である「RPA / Robotic Process Automation」の注目度が増していますが、「言葉自体は聞いたことがあるが実際に使ったことはない」、「自分の職場にも導入してみたいがRPAで何ができるかよくわからない」といった方も多いのではないでしょうか。

実は様々な「RPA」の中には導入コスト0円、つまり無料で使えるものもあります。今回はそうした完全無料のRPAツールや有料ツールの無料トライアル版について紹介します。

RPAについての概要を知りたい方はこちらをご覧ください↓

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RPAの無料ツールのメリット・デメリット

ここからはRPAの無料ツールを使用するにあたりどのようなメリット、デメリットがあるのかを紹介します。

メリット

導入コストが低い

無料RPAツールの第一のメリットが「無料」であることは自明です。有料のソフトウェアを導入する場合は数十万円のコストがかかるため、導入に際してはツールの慎重な検討や自動化対象業務の選定が重要です。無料ツールを用いる場合、こうした導入にかかる様々なコスト・ステップをある程度省略し、気軽に導入することができます。

本格導入の情報収集

無料RPAを導入して業務自動化を実施することで、RPAツール自体の有用性や業務との相性、将来的に本格導入する際の懸念点などを確認することができます。またどの無料ツールにも必要最低限の機能は備わっているため、自動化対象が単純な作業である場合には無料ツールのみで十分業務の効率化を行える場合もあります。

デメリット

様々な制限

有料版が同時に提供されている無料RPAツールには、利用できるライセンス数やロボット数に制限があり、総合的な利便性では有料版の方が勝るという場合が多いです。また、法人が主要なRPAツールの無料版の利用条件である「小規模事業団体」に該当しない場合、そもそも無料版の利用は不可能となります。法人の規模が大きくなればなるほど自動化対象の作業規模も大きく複雑になるため、一定規模以上の法人における自動化については無料ツールでは対応しきれない可能性もあります。無料トライアル版については機能面では有料版と同様のものが多いですが、あくまで「有料版導入に向けてのトライアル」という立ち位置なので、無料版やトライアル版を法人における業務効率化の主力として据えるのは難しいでしょう。

サポート体制

無料RPAツールの利用に関して、有料版と大きな違いがあると考えられるのがサポート体制です。学生や小規模事業者向けの無料ツールでは学習環境など有料版と同様のサポート体制が整っている場合もありますが、その他の無料ツールではサポート体制がないもしくは有料のオプションとなっている場合があります。「RPAの導入」を「ツールの導入」と「効果的な利用体制の構築」の二つの側面から考えた場合、サポート体制が充実している有料版にも検討の余地があると言えます。

完全無料RPAツール

無料RPAツールのメリット・デメリットはご理解いただけましたでしょうか?ここからは実際に完全無料で使えるRPAツールについて紹介していきたいと思います。

UiPath Community Edition

数多のRPAツールの中でも一際知名度の高いUiPathには、完全無料版「UiPath Community Edition」が存在します。

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利用条件

UiPath公式HPによると、完全無料版のUiPathを利用できるのは個人のRPA開発者および小規模事業者その他組織とされています。小規模事業者は「関連会社を含め従業員が250人未満で、売上高が500万ドル未満の組織」とされており、この条件に該当しない法人における商用は認められていません。そうした組織における利用は後述する無料トライアル版を検討してみてください。

有料版との違い

UiPath Community Edition は開発ツールであるUiPath StudioXとしての機能にほとんど違いはなく、最も大きな違いは自動化の上限がロボット3台分であるという点です。その他、管理ツールや開発ツールのライセンス数の制限などがあります。

想定されているのはあくまで学生や個人開発者、公共団体などによる小規模な利用であるため、一定規模以上の組織での利用の際は法人向けの無料トライアル版や有料版を選択しましょう。

無料トライアル版

UiPathは上述の「Community Edition」の利用条件に該当しない法人向け60日間の無料トライアル版も提供しています。法人における個人開発者向けの「Studio」、クラウド版RPA Enterprise Platform全製品が利用可能な「Enterprise Cloud」、オンプレミス(自社運用)版Enterprise Automation Platform全製品が利用できる「EnterPrise Server」の3種類のラインナップがあります

登録・インストールはこちら:UiPath RPA Platform無料評価版 Studio&Cloud
詳しい利用方法はこちら:UiPath Community EditionでUiPath Studioをインストール

Power Automate Desktop

Power Automateは、WindowsやOfficeソフトで有名な大手ソフトウェアベンダーのMicrosoft社が提供するRPAツールです。Power Automateの製品の一つとしてWindows 10ユーザーであれば無料で使うことができる「Power Automate Desktop」が存在します。

利用条件

Power Automate DesktopはWindows 10ユーザーであれば、追加料金なしで利用することが可能です。

有料版との違い

Power Automate Desktopでは、その名の通りデスクトップにおける作業をロボットに代行させることができます。
Power Automate Desktopの機能は、月額4,350円の「アテンド型 RPA のユーザーごとのプラン」にも含まれており、このプランではクラウドフローの作成も可能となっています。
クラウドフローを作成することで、スケジューリングしたり、メールの受信といったある動作をきっかけにしたりしてロボットによる業務を実行することができます。

つまりクラウドフローの作成機能が含まれていないPower Automate Desktopでは、人の手でロボットによる作業の代行を指示する必要があります。

Power Automateのプランと価格について、詳しくはこちらもご覧ください。
Power Automate Desktopのインストール方法についてはこちらの記事にて解説しています。

クラウドBOT

 

 

 

 

 

クラウドBOTは株式会社C-RISEが提供する国産のクラウド型RPAツールです。クラウドBOT内のブラウザ(仮想ブラウザ)で普段の操作を行うだけで、手順が自動記録されロボットが作成されるため、一般的なRPAツールと違いフローを作成する必要がありません。

マルチデバイスにも対応している為、WebブラウザさえあればWindowsやMacといったPC端末はもちろん、iOS(iPhoneやiPad)、android端末でも自動化を実現できます。

利用条件

ブラウザで行う作業を自動化することができます。利用にあたって特に条件は存在せず、公式HPよりメールアドレスを登録すれば誰でも直ぐに利用開始できます。

有料版との違い

BOTを実行できる時間が月あたり30分まで、1アカウントのデータストレージが1GBまでという制約があります。またメンバー管理、スケジュール実行の機能は有料プラン(月額3,000円〜)でのみ使用可能です。

冒頭で無料RPAツールのデメリットとして「サポート体制の不足」について述べましたが、クラウドBOTは無料プランであっても追加費用なしでサポートが受けられるので安心して自動化に取り組むことができます。

クラウドBOTの特性や高品質低価格の理由についてはこちらも併せてご覧ください

Automation Anywhere Community Edition

RPA業界のグローバルリーダーであるAutomation Anywhere社が提供するRPAツールのフル機能に無料でアクセスできる「Automation Anywhere Community Edition」について紹介します。

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利用条件

UiPath同様、無料の「Community Edition」を利用できるのはスモール ビジネス・開発者・学生に限定されています。公式HPによると、「スモール ビジネス」に該当するのは、マシン台数が 250 未満、ユーザー数が 250 未満、年間収益が 500 万ドル未満の3つの要件に全てに該当する企業のみです。

有料版との違い

こちらもUiPathと同様に機能面での違いはほとんどありませんが、Community Editionの場合自動化の実行は1デバイスのみであり、展開方法もオンプレではなくクラウドのみとなっています。

無料トライアル版

スモール ビジネス・開発者・学生を対象とする無料のCommunity Editionの他に、Automation Anywhereは法人向け30日間のフリートライアルを提供しています。利用者はクラウドベースのAutomation Anywhere Enterprise A2019 へのアクセスが可能であり、こちらは無料版「Community Edition」のような制限もほぼありません。

「Community Edition」申込はこちら:Community Edition
フリートライアル申込はこちら:フリー トライアル

詳しい説明はこちら↓

マクロマン

マクロマンはコクー株式会社が提供する完全無料のRPAツールです。利用にあたって特段の条件や機能の制限は存在せず、導入から開発・実行まで全てのフル機能を無料で行うことができます。

1企業に対する登録人数の制限もないため、ユーザー登録から即座に実務に適用することができます。同社はRPAツール利用のサポート体制として、無料のオープンユーザーコミュニティ「マクロマンユーザーコミュニティ」を運営しています。また、専任サポーターのリモート・常駐によるサポートサービス「RPA女子」もサービスとして提供しており、こちらは有料となっています。

ダウンロードはこちら:マクロマンとは | RPA『マクロマン(MACROMAN)』|コクー株式会社

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Robotic Crowd Agent

猫のマークでおなじみのクラウド型RPAツール「Robotic Crowd」の無料版「Robotic Crowd Agent」について紹介します。

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利用条件

「Robotic Crowd Agent」はGoogle Chromeの拡張機能であり、Google Chrome上で完結する作業を自動化可能です。主な自動化対象は単純作業であり、複雑な作業の自動化には向いていないと言えます。利用者の属性に関して特段の条件はなく、完全無料で誰でも利用可能です。

有料版との違い

無料版「Robotic Crowd Agent」も有料版(製品版)との大きな違いはなく、Google Chrome・CSVファイル・スプレッドシートを使う範囲の業務であれば、ブラウザ上で一連のワークフローを完成させロボットを実行することが可能です。製品版ではブラウザを閉じても自動化の実行が可能ですが、この無料版では実行中はブラウザをアクティブにしておく必要があります。

「Robotic Crowd Agent」インストールはこちら:無料のブラウザRPA「Robotic Crowd Agent」ダウンロードお申込み|クラウド型RPA「Robotic Crowd」で業務自動化
有料版はこちら:Robotic Crowd | クラウド型RPAで業務自動化

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無料トライアル版があるRPAツール

ここからは完全無料ではないものの無料トライアル版があるRPAツールについて紹介します。

WinActor

国内シェアNo.1の純国産RPAツール「WinActor」。「現場フレンドリー」のスローガンがの通り、現場ユーザーの操作性には定評があります。残念ながら無料版は存在しませんが、販売する業者によっては30日間限定の無償評価版を提供している場合もあります。

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無償評価版ではWinAcrorのフル機能版によりロボットの作成・編集・実行を行うことができます。ただし、WinActorは法人利用を想定して開発されたツールであり、この無償評価版の利用も法人に限定されているため、個人で無料でWinActorを利用するということはできません。無料トライアルの申込は各販売特約店の公式ホームページから可能です。

販売特約店一覧:販売特約店一覧|RPA 国内シェアNo.1

BizRobo!

RPAテクノロジーズ株式会社が提供するBizRobo!は日本国内での知名度が高く、充実したトレーニングコンテンツが特徴です。

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製品ラインナップは、オンプレミス型は企業での本格導入向けの「BizRobo! Basic」、中小企業や自治体向けのスモールスタート版「BizRobo! mini」、Basicとminiの中間にあたる「BizRobo! Lite」の3種類、クラウド型はBasicの機能をクラウド上で利用できる「BizRobo! Dx Cloud」、インターネット上の業務自動化に特化した「B!aaS」の2種類があり、このうちのオンプレミス型の3製品について、1ヶ月の無料トライアルが利用可能です。無料トライアル版では同時開発台数やロボットの同時実行台数に制限があります。

無料トライアル申込はこちら:無料トライアル | RPA テクノロジーズ株式会社「BizRobo!(ビズロボ)」

Blue Prism

ソフトウェアによる業務自動化のパイオニアであるBlue Prism株式会社。同社が提供するRPAツールはAutomation Anywhere、UiPathと並び3大RPAツールと称されています。Blue Prismはエンドユーザや開発者向けに無償評価版と無料の学習版を提供しています。

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無償評価版では、ユーザーは15のプロセスを自動化可能な1台のロボットを最大30日間利用できます。学習版では5のプロセスを自動化可能な1台のロボットを180日間利用できます。
無償評価版・学習版のご利用はこちら:Blue Prismの無償評価版

Kofax RPA

アメリカのKofax社が提供するRPA「Kofax RPA」は先述の「BizRobo!」の元となるRPAです。(BizRobo!は日本語OEM製品)このRPAはグローバルでは金融機関での実績が豊富であり、日本では三菱東京UFJ銀行が導入しています。他のRPAツールと比較してWeb上での操作性に優れており、Webによる大規模なデータ処理アプリケーションに適しています。

無料トライアル版では有料版と同じ機能を90日間無料で利用できます。
ダウンロードはこちら:https://www.kofax.jp/Go/2018/rpa-free-trial?crmCampaignID=CMP%E2%80%8C-14641-Y6Z2B1

Robo-Pat(ロボパット)

Robo-Pat(ロボパット)は株式会社FCEプロセス&テクノロジー社が開発した純国産RPAソフトです。国産ソフトであるため日本語のサポートが充実しており、また主要RPAツールの多くが年間ライセンスでの提供であるのに対し、Robo-Patは月単位での契約が可能であるため、「繁忙期だけの利用」など柔軟な導入が可能となっています。

Robo-Patでは1ヶ月のフル機能無料トライアルを最大3台のPCで利用可能です。ただしトライアルに際しては事前の説明会や社内デモ会、業務診断が推奨されているため、即時の利用は難しい点に注意が必要です。

申込はこちら:Robo-Pat(ロボパット): RPA

BizteX cobit

BizteX社が提供する「BizteX cobit」は2018年度のグッドデザイン賞を受賞したクラウド型のRPAツールで、導入コストの低さ最短即日で導入可能というスピードが魅力です。

製品ラインナップは「エントリー」、「スタンダード」「プロフェッショナル」の3種類があり、ハイクラスのプランほどロボットの稼働ステップ数が多くなります。一方で発行アカウント数や作成ロボット数はプランに関わらず無制限であり、この点も非常に大きな魅力であると言えます。

「BizteX cobit」は一週間の無料トライアルが利用可能です。
無料トライアルはこちら:https://service.biztex.co.jp/#entry

RoboTANGO

RoboTANGO(ロボタンゴ)とはスターティアレイズ株式会社が販売する初心者向けRPAツールです。パソコン画面の録画することで簡単にロボットを作成できるため複雑な操作や専門の知識が不要です。

またRobo-Patと同様に月単位での契約が可能である上にライセンス料金も安価であるため、導入障壁が低く、RPAやシステム開発の専門家がいない企業でも利用しやすいという魅力があります。

「RoboTANGO」は最大3ライセンス・1ヶ月の無料トライアルを提供しています。
無料トライアル申込はこちら:RoboTANGOトライアル申込フォーム|ReiWorQ(レイワーク)

タダから始めるRPA

無料で利用できるRPAツールや無料トライアル版は様々な種類があることがわかりました。有料版や完全版と比較すると性能やコンテンツ、サポート体制などで劣る点もありますが、機能的には必要最低限、あるいはそれ以上を備えており、利用条件を満たす場合、使いやすさや導入コストの観点からは、RPAによる自動化の第一歩として非常に有用であると言えます。

RPA導入で重要なのは「スモールスタート」、小規模からの自動化です。まずは無料ツールを使って身近な業務を自動化し、RPAの利便性を実感してみるという始め方も良いでしょう。

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無料RPAツールでスタートした業務効率化の次なるステップは「本格導入」です。一般的に、自動化対象の作業規模が大きく、かつ複雑になればなるほど自動化の難易度は上がります。

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