RPAツール「Automation Anywhere」を導入する企業や自治体が増えています。また導入企業が増える中で、同ツールの開発方法などを説明するブログ記事や書籍などの情報も増え、導入しやすい環境が整ってきています。
参考記事:岡山市がオートメーション・エニウェアのRPAソフトウェアを導入、来年度は全庁へ展開予定
2020年7月20日には書籍『Automation Anywhere A2019シリーズではじめるRPA超入門』が発売されました。
そんな方に朗報です。なんとこのRPA、無料で始める事が出来るんです。
今回の記事ではAutomation Anywhereを使ってみたい!という方向けにスモール ビジネス、開発者、学生であれば無料で使うことのできるCommunity Editionライセンスの始め方をご紹介します!※無料で使える基準についてはこちらのサイトをご確認ください。
Automation Anywhereって何?って方はこちらの記事がオススメ↓
目次
無料で使えるRPA「Automation Anywhere Community Edition」とは?登録~勉強方法まで簡単に解説。
Automation Aywhere Community Editionとは?
Automation Anywhere Community Editionについての説明の前に、まずはAutomation Anywhereについて触れていきましょう。
Automation Anywhereは数あるRPAソリューションのうちの一つで、Automation Anywhere社(米国)の製品です。これまで全世界で90ヶ国以上で導入されている実績があるのだとか!日本法人も昨年設立され、勢いのある製品です。
その製品のうち、無料ですぐに利用できるものがAutomation Anywhere Community Editionです。無料のCommunity Editionでは以下のような機能を利用する事ができます。
▶IQ Bot
IQ Botは形式の異なるドキュメントからデータを抽出し、RPAで自動化するための機能です。AIの技術を利用し、電子文書、画像、電子メール上の文字の読み取りを行い、それらをRPAで活用できるように、CSVファイルなどに変換します。
コンピューター ビジョン、自然言語処理 (NLP)、ファジー論理、機械学習 (ML) などの AIテクノロジーと RPA のパワーを組み合わせた IQ Bot は、ビジネス ドキュメントやE メールの情報を自動的に分類、抽出、検証します。多くの言語にも対応しているのも特徴の一つです。
▶Bot Insight
ロボットの実行でどれくらいの価値が出たか?を可視化できる分析機能です。Botが行なった作業内容を追跡し、そのBotの作業能力に関するレポートを作成します。またBotの不具合の原因なども特定してくれる機能もあります。
▶Bot Store
Bot Storeはロボットのマーケットプレイスです。Bot Storeでは様々なビジネスプロセス(人事、保険、製造、会計など)に応じて事前に作成されている便利なBotをダンロードすることができます。現在Bot Storeでは600ものBotが提供されていますので、自分の行なっている業務にとって便利なロボットを自由に選ぶことができます。
Community Editionの始め方を画像で簡単解説
それでは始めるための手順を見ていきましょう!
▶1.アカウント登録
まずは、下記のURLからアカウントを登録していきましょう。
https://www.automationanywhere.com/jp/products/enterprise/community-edition
サイトに入ったら、右側に入力フォームがあるので、会社名、氏名、メールアドレス、国、電話番号、従業員数、役職を入力して「送信」を押します。
この画面が表示されれば大丈夫です!登録したメールアドレス宛に、Contorol RoomのURLとユーザーネーム、パスワードが記載されたメールが届いていると思うので、確認をしましょう。
▶2.実際にログインしてみましょう
先程届いた登録完了メールのURLから、Contorol Roomにアクセスしてみましょう。ログイン用のユーザー名とパスワードが求められるので、メールアドレスに記載されている情報を入力して「ログイン」を押します。
すると、ホーム画面が表示されると思います。これで実際にログインする事ができました!
▶3.Bot開発のソフトをインストール
まずログインをし、ホーム画面に移りましょう。
ホーム画面左にある「ロボティック・プロセス・オートメーション」の下の「Botを作成」という青い所を押します。すると、Botの名前等を記入するフォームが出てくるので入力していきます。
名前を付けた後は、
上記画像で指さされている、一番左の「記録する」をクリックします。すると、「接続しましょう」という画面が出てくるので「コンピューターに接続」をクリック。その後、「Botエージェントをインストール」画面が出てきたら「インストールしました」を押して完了です!
いかがでしょうか。インストールできましたか?比較的易しい操作で完了させる事ができるのでぜひ無料版のAutomation Anywhere Community Editionをダウンロードしてみてください!
Automation AnywhereでBotを作るための情報ソース
さて、インストールが完了したところで
…せっかくインストールができたのなら、Botを作成してみたくありませんか?
▶1. Automation Anywhere University
最初にAutomation Anywhere Universityについてご紹介します。UniversityはAutomation Anywhere製品について動画で学ぶことができるサイトです。利用はもちろん無料ですし、日本語のコンテンツもたくさんあります。Automation Anywhere社のポータルサイトのメニューから遷移すると、英語のページになってしまうので、下記のURLへ直接アクセスしてみてください。
Automation Anywhere University(日本語)
https://university.automationanywhere.com/jp/
▶2.書籍 『Automation Anywhere A2019シリーズではじめるRPA超入門』
この書籍は、Automation Anywhere A2019シリーズ (Enterprise A2019およびCommunity Edition) の概要から導入、そして使い方を実際に手を動かしながら学べるようにそれぞれの手順を解説している入門書です。
A2019はプログラミング知識が不要のソフトウェアであり、書籍では一般的な事務職から、プログラマまで、RPAの利用が初めてでも Bot を開発できるよう、基礎から丁寧に説明がされています!
更にステップアップしたいユーザーに便利な機能の紹介や用語集、参考資料リンクも掲載されているため、辞典としても利用する事ができます。無料で始められるCommunity Editionでの操作にも対応しているため、実際に試してみるハードルも低いので非常におすすめです!
下記にURLを貼っておきます。
https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/20/P96910/
Automation Anywhereをマスターしたい方へ
RPA HACKを運営するPeaceful Morningでは、チャットとWebミーティングによる30日間の伴走サポートで「Automation Anywhere」をマスターし、業務で使えるプログラムの開発までサポートしています。
月額108,000円からのリーズナブルなコースですので実践的なスキルを身に着け、社内での業務を自動化したい方、RPA開発研修をご検討している担当者さんにオススメです。
これからAutomation Anywhereを体験される方へ
いかがでしたか?
今まで「気になってはいたけど、ハードルが高いな…」と思っていた方も、簡単な手順で導入する事ができる上に、無料で使えるようになったこの機会にぜひ挑戦してみてください。
「難しそう…」と感じた方も、上記にて説明したAutomation Anywhere Universityや書籍など、初学者にもわかりやすく教えてくれるツールがたくさんあるので上手に利用してみてください!
そして、人からロボット的な作業を取り除き、人間の知性をフルに活用できる環境を体験してみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。ぜひAutomation Anywhereを一度触ってみてください!
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