Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Search in posts
Search in pages

RPAエンジニアのキャリア論?キャリアアップに必要な3つのこと

RPAエンジニアとしてキャリアアップするために必要なことはなにか。

その答えを見つけるべく、2019年9月30日に「RPAエンジニアのキャリア論」というイベントが開催されました。

クラウド型RPA、Robotic Crowdを開発する株式会社チュートリアルCEOの福田志郎さん、フリーランスRPAエンジニアの清海一聡さんをゲストにお迎えし、働き方の多様化や提供できる価値の作り方など、さまざまな観点から意見が交わされました。

当日会場で出たご意見の中から「キャリアに対する不安」、「RPAエンジニアの今後」、「スキルアップに必要なこと」、この3つに関するものをご紹介します。

イベントURL↓

過去のキャリア関連記事(清海さんインタビュー)↓

 

 

登壇者紹介

株式会社チュートリアル CEO 福田志郎さん

欧州系戦略コンサルティングファームにて、新規事業開発等を担当。コンサルティング業界の高単価化を改善すべく、ロボットやAI事業を手掛ける株式会社チュートリアルを創業。現在はインバウンドメディア、マーケティング、RPAを中心にコンサルティングを実施。業務を自動化して、業務効率化・残業削減に導くSaaSのクラウド型RPA『Robotic Crowd』を展開。京都大学 MBA, BA(物理学、科学哲学)

フリーランスRPAエンジニア 清海一聡さん

株式会社ソルヴァ CTO 某大手メーカー系SIer、ITベンチャー、大手外資系コンサルティングファームで 業務系システム、ECサイト開発を経験。 現在、RPA導入を中心とした業務自動化・効率化の提案を行うBPRコンサルタント、 RPA開発案件の設計・開発・運用保守を一貫対応するRPAエンジニアとして活動中。 BluePrism,UiPath,WinActorの開発実績あり。

キャリアに対する不安

左:チュートリアル福田さん、中央:フリーランス清海さん、右:RPA HACK藤澤

事前に集めた質問では、「RPAツールによる開発難易度が下がるなかでRPAエンジニアの価値は下がっていくのではないか?」「RPAブームが終わったらどうなってしまうのだろう?」といった不安な声が上がりました。

それに対してゲストの登壇者の方からは以下のお話がありました。

・iOSエンジニアが大量に出てきた時と似ている。iOSアプリでも、開発は容易になったがUI/UXであったり工夫できるポイントが多く出てきたので、いかに顧客ファーストで幅を拡げていくかが大切。

・RPAが普及すると、やはりシステム化でよいのではないかという意見が出る可能性がある。その時についていけるスキルを持っているかどうかが大事。

・RPAは数年で消えるのではないか。その時に必要なのはユーザーフレンドリー。客先とのコミュニケーション能力が今後に活かせるのでは。

RPAエンジニアの今後

「今後RPAエンジニアはどのようになっていくのでしょうか?」といった質問も多く出ましたが、福田さん、清海さんのソリッドな意見に会場がうなっていました。

・新しいテクノロジーが出るとコンサルティング→受託開発→サービスへと移行していく。これからはサービスを作れる人が重要になる。

・業務効率化のフラットな相談窓口が必要なのではないか。

・業務自動化に関するエンジニアを増やしていくべき。自分自身も今後は業務自動化を正しく伝える仕事がしたい。

・お客さんと話をしながらロジックを組み上げていくのが楽しいので、もっと共有していきたい。

・RPAツールベンダーに転職するのもよいのでは。

・未経験からのRPAエンジニアへの転職については単価が下がってきている。コンサルまでできる人との単価の差が出てきている。実務経験を問われるが、発注側によって求められる経験は異なる。実務経験があるかないかで発注側の反応がまったく違う。

キャリアアップに必要なこと

キャリアアップに必要なスキルは何なのか?このあたりの疑問にも実体験ベースでお話しいただきました。

スキル

・データベースの知識(簡単なSQLが書けるなど)。

・OCRから抽出したデータの加工ができる。

・Excelに関する知識(VBAなど)。

・RPAツールの動向を知っている。

・コンサルができる。

・再現性のある設計書が書けること。誰が見ても同じものになるように書くことが大切。インプットとアウトプットがぶれないようにする。

・RPAのフリーランスには、オープン系開発の経験、VBAのスキル、RPAの実務経験が求められることが多い。

・RPAはプログラミングがGUI化されたものに過ぎないので、最低限のプログラミング知識は必要。

マインド

・知識をTwitterやQiitaでどんどん発信するとよい。それをきっかけとしてツールベンダーとつながることもある。

・知識の引き出しの数を増やして総合力をつけると、柔軟な対応ができるようになる。

・聞き上手になってうまく教えてもらうことが大切。

・仕事を丸投げされたら、決裁権のある人を巻き込んだり、新しくプランを作って料金設定を高くする。

・お客さんの困っていることを聞き出す姿勢が大切。物を作るハードルは低くなってきているので、お客さんと話すことを楽しめるとよい。

・RPAベンダーのユーザー会に参加すると、運用のヒントなどが見つかるかも。

まとめ

RPA HACKフリーランス主催の当イベント。当日はほぼ満席で、多くの方が興味を持ってくださったようです。

改めて、RPAエンジニアのキャリアに対する関心の高さを目の当たりにしました。

今後に対する悲観的な意見も一部であったようですが、当日の様子を実況したTwitterを見てみると「モチベーションが上がった」「もっとがんばろうという気持ちになった」という意見が多くありました。

イベントは情報が得られるだけでなく、同じようなことに興味のある仲間と実際に会って話せるところが嬉しいですよね。

今後もこういったイベントの開催を予定していますので、ぜひ参加してみてください!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です