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【RPA導入事例】UiPathを導入している企業を紹介!UiPathの特徴とは!?

今、さまざまな企業から注目されているRPA。業務効率化に大きく貢献してくれるRPAですが、その中でも「UiPath(ユーアイパス)」は「世界3大RPAソフト」として注目を浴びています。

UiPathは学習目的であればエンジニアが無料で開発できるライセンス体系を持っており、様々な企業が試用しやすい環境も整っています。ITRの発行した市場調査レポートによると、UiPathは国内RPA市場の売上シェアで4年連続となる1位を獲得しています。

今回の記事では、そんなUiPathの導入事例を6つご紹介していきます。

参考: UiPath社が、ITRの調査レポートで国内RPA市場シェア1位を4年連続で獲得

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UiPathとは

米国ニューヨークに本社を構えるUiPath社が提供しているRPAソフトのことで、「世界3大RPAソフト」の1つとして絶大な人気と信頼を誇っています。「世界3大RPAソフト」と言われるRPA製品に日本製が含まれていない中、UiPathは「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2021-2022 RPAソフト/サービス部門」において3年連続となる1位を獲得しました。

導入をした企業はグローバルで6,000社を超えています。さらにFortuneGlobal500企業のトップ50社の50%が顧客となっており、世界の大手企業からの信頼だけでなく、第三者機関からの評価も得ています。

日本法人は2017年に設立され、1,500社以上の国内企業がすでにUiPathを導入しています。日本語の動画やサイトが充実していることや一定条件で無料試用ができることなど、導入へのハードルが低いことが魅力の1つです。

参考: UiPath社、「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2021-2022」のRPAソフト/サービス部門で3年連続1位を獲得

UiPathの特徴

UiPathは他のRPAと比べてどのような違いがあるのでしょうか。ここでは5つの特徴をご紹介します。

わかりやすく、直感的に操作できる

UiPathでは、ドラッグ&ドロップでロボットの動作(アクティビティ)を指定していき、作業や業務を自動化するロボットを開発していきます。説明書を熟読しなくても、すぐに直感的な操作が可能です。

基本的な処理であればプログラミングコードを書く必要がなく、プログラマーでなくても簡単にロボットを開発することができます。したがって、正確かつ迅速に様々な業務を自動化でき、業務効率化に欠かせないツールとなっています。

UiPathのツールは広くオープンになっているため、ライブラリーから400種類以上の豊富なテンプレートを利用して開発ができます。不必要な機能を取り入れることもなく、必要な機能だけを過不足なく組み込むことが可能です。

また、実際の操作を記録するレコーディング機能もあるため、他のRPAツールに比べて使いやすくなっています。

はじめは必要最低限からスタートして、少しずつライセンスプランを拡大していくことも可能なので、ロボットがもっと必要になった場合もスムーズに拡張できます。

柔軟性が高い

オープンなデジタルプラットフォームで、ブラウザ操作だけでなくWindowsアプリ・Microsoft Officeの操作なども安定して自動化することができます。

また、画像から情報を読み取ること(画像スクレイピング)や、OCRでの読み取りも可能な上、SalesforceやSAPなどの業務アプリ、ホストコンピュータのターミナルで動作するアプリなど、幅広い環境に対応可能です。

社内ロボットを一括管理できる

Excelマクロなどと同様に、RPAの導入はロボット開発が進むにつれて徐々に管理や把握がしきれなくなる「野良ロボットの蔓延」という大きなリスクを抱えています。コンプライアンス、セキュリティの両面から懸念されている野良ロボットの蔓延は、ロボット全体を制御できる管理ツールを導入することで解決可能と言われています。

「UiPath Orchestrator(ユーアイパス オーケストレーター)」は社内で動作するロボットをネットワーク経由で一元管理するツールで、コンピュータへのロボットの展開、稼働中のロボットの状況把握、ログの記録・分析などが可能です。ロボットの台数やシナリオの数が多くなる場合に必要になります。

無料でお試しができる

業務効率化が失敗に終わってしまう原因の1つとして「見切り発車で導入したために、無駄な時間を省くためのツールの検証に時間がかかってしまう」ということがあります。

しかし、無料トライアルをすれば、ツールが自社に合うか、簡単に利用できるかを気軽に試すことが可能です。

UiPathが用意する無料トライアルは2種類存在します。「RPAプラットフォーム」という大企業向けの開発環境と、「Community Cloud」という開発者や中小企業が無償で使用できる開発環境です。

UiPathの導入事例

ここでは、実際にUiPathを導入している6社をご紹介します。

田辺三菱製薬プロビジョン株式会社

田辺三菱製薬国内グループ会社の人事、経理、デジタル化推進支援等の受託を行う企業である田辺三菱製薬プロビジョン株式会社では、業務改善だけでなくDX推進の良いきっかけになるとしてUiPathを導入しました。UiPath導入にあたり、従業員が興味を持つようRPA相談会を開催したり、自動化に適した業務を理解できるよう研修を行ったりしています。「目先の業務削減よりも、5年先を見据えたデジタル人材育成のための投資をしよう」という考えのもと、社内でRPAを普及させることに成功しています。

田辺三菱製薬プロビジョン株式会社のRPA導入インタビュー

株式会社サイバーエージェント

メディア、ゲーム、広告等のインターネット関連事業で存在感を高める株式会社サイバーエージェントは、顧客への新しいサービス提供など、創造性が必要な業務に人材を充てるためUiPathを導入しました。月間9000時間以上の作業を自動化することができた上、24時間365日RPAを稼働させることでヒューマンエラーを防ぎながら一定の品質を保っています。また当初は自動化に懐疑的だった従業員も徐々にRPAの恩恵を受け、積極的に自動化を求めるようになりました。

参考記事:https://www.uipath.com/ja/solutions/case-study/cyberagent

アパマンショップ

不動産賃貸仲介店「アパマンショップ」を運営するApaman Network株式会社は、顧客に紹介する賃貸物件情報の収集と登録業務を自動化するためUiPathを導入しました。自動化したのは「物件情報サイトにログインし、担当エリアの情報を見つけ、自社の基幹サイトの情報と照らし合わせ、登録されていなければ情報を登録する」という業務で、やや煩雑です。RPAはこのような定型業務を早く正確に行うことに長けているため、新店舗にロボットを活用したところ、開店準備がこれまでの3分の1の期間で完了するようになりました。

参考記事:https://www.uipath.com/ja/solutions/case-study/apaman

KDDI

通信、金融関連、音楽配信など様々な事業を手がけるKDDIは、購買対象の商材の規模拡大に伴う発注業務の負荷を軽減するためUiPathを導入しました。本格導入前に設けた4ヶ月の試用期間でもUiPathは十分な効果を発揮しており、2020年9月末時点でソリューション事業の発注業務にかける時間を17%削減しました。RPAが担うのは「購買依頼の内容と見積書を照らし合わせてチェックし、発注システムに投入して責任者の承認に回す」というやや複雑な定型業務ですが、コンサルティングの活用によって最適なロボットを開発に成功しました。

参考記事:https://www.uipath.com/ja/solutions/case-study/kddi

日本取引所グループ(JPX)

東京証券取引所・大阪取引所を傘下に持つ日本取引所グループは、データベースの照会などの単純な定型作業を自動化しました。UiPath導入の目的は人員や残業代削減のためではなく、あくまで「社員のストレスやプレッシャーを緩和する」こと。導入にあたり現場から350件もの改善すべき業務を吸い上げたそうです。すべてがRPAで効率化できるわけではありませんが、UiPath導入が「今までの業務を疑い、効率・精度・顧客満足度を上げるきっかけになった」と担当者は振り返っています。

参考記事:https://www.uipath.com/ja/solutions/case-study/jpx

日本通運株式会社

物流の第一線を走る日本通運株式会社は、時代の変化に合わせた「付加価値のある物流」を提供するべくUiPathを導入しました。RPAを知らない従業員への丁寧な説明やサポートが功を奏し、2020年3月現在で125の業務の自動化を進めた結果、削減効果時間は341567時間に及んでいます。さらに細かな作業に対する従業員の心的ストレスも改善され、「ITを活用して従業員の創造的な企画業務などの時間をつくる」ことを実現しました。

参考記事:https://www.uipath.com/ja/solutions/case-study/nippon-express

UiPathのライセンスと価格

UiPathの導入事例を読んでみて、自社に導入してみたいと考えた方向けにUiPathのライセンスと価格体系について案内します。

UiPathは、他のRPAツールと異なり開発環境と実行ロボットの組み合わせによってライセンス形態が分かれており、料金にも違いがあります。今回は一般的に購入されていて、UiPathの導入を検討されている方におすすめのライセンス形態を2つご紹介します。

Automation Developer(旧RPA Developer/RPA開発者向け)

こちらはRPAのワークフローを開発するRPA開発者向けのライセンスです。

RPA開発ツールであるStudioとStudioX、RPA実行ツールであるAttended Robot、そしてRPA協働ツールであるAction Centerが含まれています。

価格:1年あたり約50万円〜80万円

製品構成:Studio、StudioX、Attended Robot、Action Center

Citizen Developer(現場の方向け)

こちらはプログラミングスキルがない方に向けたライセンスです。そのためAutomation  Developerとは異なり、Studioが製品構成に含まれておらず、その分価格も抑えることができます。

価格:1年あたり約30万円〜50万円

製品構成:StudioX、Attended Robot、Action Center

UiPathについてより詳しく知りたい方はこちら

UiPathを導入してみよう

UiPathの活用事例をご紹介してきましたが、イメージしていただけたでしょうか。UiPathは非常にハードルが低い上、導入後も状況の変化に応じて柔軟に対応できます。一見難しそうと思いがちですが、ぜひUiPath導入を検討してみてはいかがでしょうか。
RPAHACKではUiPathの他にも様々なRPAの導入事例を扱っているので是非ご覧ください。

金融業界のRPA導入事例はこちら

不動産業界のRPA導入事例はこちら

物流業界の導入事例はこちら

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