業界初、2018年度版のRPAカオスマップをリリースしたのが2018年10月19日。
それから1年が経過し、本日10月23日からAI・業務自動化展開催に合わせて、2019年度版のRPAカオスマップをアップデート致しました。
1年でどのようにRPA業界が進化してきたのか?
これからRPAの導入を検討されていらっしゃる方は、どのようなプレーヤーがいるのか?を網羅的に知ることのできるマップになっておりますので、ぜひご活用くださいませ。
2019年版RPAカオスマップ
2019年度版のカオスマップは前回、2018年度版と比較してサービス数が急激に増えたため、カテゴリーを細分化して作成いたしました。
2018年版記事↓
以下、カテゴリーごとの説明です。
汎用RPA
WinActor、UiPathといった汎用的に自社の業務に合わせて自動化を進めることのできる汎用RPAツールです。
2019年度の特徴としては、akaBotやMACRO MAN、nalgo-botのように従来品と比較して安価に導入できるモデルが増えました。
安価なRPAツール関連記事↓
特化RPA
こちらのカテゴリーは2019年度版より追加したカテゴリーです。
汎用型RPAの「RPAを導入したいが自分たちで開発することが難しい。外注はコストがかかる。」という課題。
この課題を解決するべく、①業種や職種を特化する、②テンプレートを用意し、あらかじめロボットを開発しておくといった方法で、業種・職種特化のRPAツールが増えてきています。
今後、中小企業での利用拡大が見込まれるRPA。特化RPAの活躍に注目です。
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導入支援
こちらの領域は激戦で、ここで紹介できていない企業も含めると無数に存在します。法人の担当者様においては、どの会社にRPA導入をご依頼しようか?と悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
特徴としては、各社強みを打ち出しており、中小企業向け導入に強い…であったり、RPAツールの〇〇の導入実績が豊富など、こちらも細分化されてきつつある印象です。
人材サービス
事務作業の経験が豊富な事務派遣スタッフにRPAの教育を行い、RPAができる派遣社員として派遣するモデルが増えています。
パーソルテンプスタッフが手掛ける以下のサービスがその一例です。
また、RPAの技術者を求める企業ではフリーランスのRPAエンジニア、コンサルタントを活用するケースも出てきており、人材サービスにおいても多様化してきています。
教育
WinActor、UiPath、BizRobo!などのRPAツールベンダーは教育に力を入れ、トレーニングパートナー向けのプログラムを拡充しています。
コミュニティ
RPAのコミュニティといえば、チャラ電Mitz氏がコミュニティマネジャーを務める「RPA Community」が有名で、東京都内だけでなく、北海道~九州まで日本全国でコミュニティイベントが開催されています。
メディア
メディアとしてはRPA BANK、RPA HACK以外にRPA TIMESなどいくつかのRPA専門メディアが登場しました。
連携技術
こちらは、RPAと連携し導入が進むAI-OCRの他、チャットボット、業務可視化・プロセスマイニング、ML/DL/LPに分けて分類しました。
まとめ
MM総研の調査によると、国内企業のRPA導入率は2019年1月時点で32%。2019年はRPAが普及期に入りました。
市場が大きくなるにつれサービスが細分化し新規サービスのリリースラッシュ。
RPAを利用したいと考える法人担当者にとってはサービスの選定が非常に難しくなっています。(今回2019年版のカオスマップでは、2018年版の約2倍、128サービスがアップされています)
悩んでいらっしゃる担当者様、こちらのカオスマップをRPAサービス選定時にご活用いただければと思います。
また、サービス多すぎてどうしても自分では選定できない…という方には、無料でカオスマップを作成したRPA HACK編集部が電話相談に乗りますのでお気軽に以下フォームよりご連絡くださいませ。
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