皆さんこんにちは。あっという間に8月に入り、オリンピックも終盤に差し掛かりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
RPAHACKでは、8月の記事の第一弾として7月に話題になったRPA関連のニュースを振り返り、厳選してご紹介することにしました。
各リンク先に飛んでじっくりニュースを確認するのであれば15分、ダイジェストとして本記事で流れを把握するのであれば5分ほどで読める内容になっています。
日々RPAに関する大小様々なニュースが発表される中で、時間が無くてあまり動向を掴めていないという方も多くいらっしゃると思います。そんな方が8月いいスタートを切れるように、是非読んで頂きたい記事になっています。
目次
【2021/7/13】自治体を対象としたDX推進の風潮強まる、パーソルグループとPwCコンサルティングが協業契約を締結
PwCコンサルティング合同会社(東京都千代田区、代表執行役CEO:大竹 伸明、以下「PwCコンサルティング」)は、パーソルキャリア株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 峯尾 太郎、以下「パーソルキャリア」)、パーソルテンプスタッフ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 木村 和成、以下「パーソルテンプスタッフ」)と、自治体デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向け、パーソルキャリアの「CIO補佐官」派遣プランや、PwCコンサルティングのDigital Scoringサービスを提供するため、提携しました。
出典:PwCコンサルティング、パーソルキャリア、パーソルテンプスタッフと自治体DX推進に向けた協業を開始 | PwC Japanグループ
パーソルグループのパーソルテンプスタッフ株式会社とパーソルキャリア株式会社は、PwCコンサルティング株式会社と協業契約を締結し、自治体DX推進において重要な役割を果たす「CIO補佐官」の紹介やPwCコンサルティングのDigital Scoringサービスの提供を開始することを7月13日に発表しました。
DXの推進が重要視される今日において、自治体もその対象として例外ではありません。2020年12月に総務省が公表した「自治体DX推進計画」においては、AI・RPAの利用推進を含む様々な業務改善が重点取組事項として示されました。
しかしながら、デジタル人材の不足により、官民問わず人材獲得競争の発生している現在の状況においては、各自治体が担当者を選定することは難しくなっています。
また、人材不足の課題に加えて、自治体職員のデジタルリテラシー向上や人材育成、最適配置の必要性も課題とされています。
自治体におけるRPA導入の現状が気になる方はこちらをチェック↓
そこで2社は協業契約を締結しました。この協業によりPwCコンサルティングの自治体DX推進、DX人材・組織改革に関する知見や実績と、パーソルキャリア、パーソルテンプスタッフが保有するデジタル人材の豊富なデータベースや人材活用のノウハウを組み合わせることによって、自治体に対して経験豊富な人材の紹介から職員及び組織のデジタルリテラシーの向上といった部分まで支援することが出来ます。
早速8月19日より自治体向けのDX戦略推進をテーマとした無料セミナーが開催される事が決定しており、今後の他のイベントにも注目です。
セミナー詳細はこちらから↓
【2021/7/6】 RPA即戦力人材を育成、NECソリューションイノベータが「NECカレッジforRPA」を開講
先ほど、自治体におけるDX推進に触れた際に、デジタル人材の不足が問題視されていることをご紹介しました。続いてはそうした状況の改善が期待される、教育・人材育成に関する7月のRPAニュースです。
NECソリューションイノベータは、RPA(Robotic Process Automation)およびAI-OCRの即戦力となる人材を育成する教育サービス「NEC カレッジ for RPA」を本日より開講します。「NEC カレッジ for RPA」では、企業の人材を対象に、研修受講や実戦経験を通じてRPAおよびAI-OCRを推進するリーダーを目指す6カ月間の「入学コース」と、短時間でRPAおよびAI-OCR人材に必要な技術習得を目指す「オープンコース」を集合型やマンツーマン型で提供します。これらのコースを通じて、業務効率化の発想を養い、RPAおよびAI-OCRを実業務へ活用できる即戦力となる人材を育成することで、企業におけるデジタル人材の強化に貢献します。
引用:NECソリューションイノベータ、RPAおよびAI-OCRにおいて即戦力となる人材を育成する「NEC カレッジ for RPA」を開講
7月6日、NECソリューションイノベータがRPAとAI-OCRの即戦力人材を育成する研修サービスである「NECカレッジforRPA」を開講しました。2016年頃より日本企業に導入され始め、勢いが留まらないにもかかわらず、企業は開発スキルを持った人材の不足や育成、推進方法が分からないといった様々な悩みを抱えています。
一方で、自治体DXのニュースでも触れた通り、デジタル人材の需要は高まっており、人材育成は急務であると位置づけられます。
NECソリューションイノベータはこうした状況を危惧し、「NECカレッジforRPA」を立ち上げ、デジタル人材の育成に注力することを発表しました。「NECカレッジforRPA」では「入学コース」と「オープンコース」の2種類のコースが用意されており、自分にあった方を選ぶことが出来ます。
「入学コース」はRPAやAI-OCRの前提知識を持たない初学者を対象とし、6か月間の学習を通して知識・実践力共に即戦力の人材になることを目指します。RPAはUiPathを、AI-OCRはTegakiを取り扱い、価格は税別1,500,000円となっています。
UiPathについて詳しくはこちら↓
AI-OCR Tegakiについて詳しくはこちら↓
一方、オープンコースでは15種類以上(2021年7月現在)の研修プログラムが提供されており、その中から受けたい研修を選んで受講できるようになっています。
オープンコースで提供されている研修は研修期間も研修形態(リモート型、集合型、e-learning型等)も様々なので、柔軟なスケジュールで学習を進めることが可能です。RPAやAI-OCRの操作方法のみならず、適用対象業務の可視化や適用後の効果算定といった一歩踏み込んだ内容の研修内容も揃っています。価格は研修によって異なりますので下記リンクよりお確かめください。
1つ留意点として現在申し込み可能なのは両コースとも法人の方のみとなっています。個人でRPAの研修サービスをお探しの方は他の研修サービスをお探しください。
NECカレッジforRPAについてはこちら↓
【2021/7/12】 Peaceful Morning株式会社がe-learningの応用編を提供開始
こちらも研修サービスに関わるニュースです。7月12日に株式会社Peaceful MorningがPower Automate Desktop・Power Automateの研修サービスである「Robo Runner eラーニング」において応用コースの提供をスタートしました。
Power Automateについて詳しくはこちら↓
Power Automate Desktopについて詳しくはこちら↓
Robo Runner eラーニングはインプット中心の研修で陥りがちな「学習したはずなのに出来ない」という課題を解消するために、演習問題やテストを組み込んだ内容となっています。加えて現役エンジニアが監修、オフラインなのでいつでも受講可能といった魅力的な特徴を兼ね揃えている為、基礎コースのリリース時には多数問合せがあるなど大きな反響がありました。
基礎コースから既に実践に役立つ内容でしたが、今回リリースされた応用コースでは「東京都新型コロナ新規陽性者数をWebサイトにアップしよう」「チャットでシフト確認できる仕組みを構築しよう」といった、より現実味を帯びたテーマに沿って学習することが出来ます。構成は基礎コースと同じ「説明→演習→確認(テスト)」となっており、価格は基礎コースと応用コース合わせて45,000円/名です。
なお価格に関しては契約数に応じてボリュームディスカウンが可能であるため、個別でお問い合わせください。
Eラーニングの特徴・内容・価格について詳しくはこちら↓
https://roborunner-e-learning.studio.site/
7月のニュースを抑えて8月もいいスタートを
7月の時事ニュースを抑えて頂けたでしょうか。この記事にたどり着いた方は普段からRPAや業務改善に対しての感度が高い方であると思われます。DXに必要とされるRPA等の業務改善ツールは需要の増加に比例して日々新たなプロジェクトや研修サービスが発表されるので目が離せません。このようなニュースのまとめ記事は8月版も公開される予定ですので楽しみにしていてください。
コメントを残す