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Power Query(パワークエリ)とは?RPAとの比較や連携方法まで解説!

本記事ではデータ集計に役立つExcel Power Queryについて実際の使い方と共に紹介します。RPAは日常業務を自動化することで人間がより高付加価値の業務に時間を割くことを可能にし、とても便利なツールですがRPAにも向き・不向きがありすべての業務を自動化できるわけではありません。RPAが苦手な業務の例としてデータ集計が挙げられます。実際にデータ集計のためにRPAを開発していると集計速度が遅いなどの悩みが出てきます。そこで役立つのはPower Queryです。Power Queryとは一体どんな機能なのか紹介していきます。
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Power Query(パワークエリ)とは

Excel Power QueryとはExcelやPower BI(Microsoft社が提供するアプリや自動化した作業の溜まっていくデータを抽出しビジネス促進に活用するためにグラフなどを用いて可視化できるツール)に標準装備されているETL機能のことでデータ集計の際に役立ちます。ETL機能はE(Extract・抽出)T(Transform・変換)L(Load・読み込む)のことで単一のデータや複数のデータを抽出して変換したあとExcelのシートに読み込ませます。この一連の流れを「全て更新」のワンクリックで完了することができます。

Power Query(パワークエリ)の活用例


Power Queryは上記のような特徴を持っておりデータ集計において活躍するツールですが実際にどのようにPower Queryを使用するのでしょうか?

今回はを実際に満足度調査アンケートの集計例を紹介します。
まず、Power QueryはExcelのデータの取得ファイルから(F)フォルダーから(F)など適したものを選択の順で利用できます。
次にフォルダーパスが表示されるのでデータを取り込みたいフォルダーを指定します。
今回は3つのデータを取り込んだのでそれらを結合→結合および読み込みを選択し、3つのデータを結合します。
結合が完了するとファイルの結合がでてくるので読み込むシートを選択し、OKを選択します。
これらの工程が完了すると上記の画像にアンケート結果が縦に並んで表示されます。表示されたデータをピボットテーブルなどを使って集計することができます。

データ集計におけるPower Query、RPA、Excel VBA、MS Accessの比較

項目

Power Query

RPA

Excel VBA

MS Access

一言で表すと

ELTHAツール

事務処理自動化

Office自動化

簡易DB

開発難易度

異なるテーブルのマージやユニオン

フォルダのデータ一括集計機能

非構造のデータの取扱い

パスワード付きExcelブックの操作

取り込めるデータの種類

集計速度

Power Queryはデータ集計に特化しており
・他のツールに比べ覚えることが少ない
・フォルダのデータ一括集計機能が優れている
・集計速度が速い
・取り込めるデータの種類が多い
などの特徴があります。
しかしPower Queryはパスワード付きExcelブックの操作が開けないというデメリットもあることに気をつけてください。

RPAとの連携方法

データ集計においてRPAを使う代わりにPower Queryを使うこともできますが、Power Query、RPAどちらかだけのツールを使うのではなく、データ集計のプロセスをPower Queryで実装し、それ以外はRPAで実行するといったように2つのツールを使い分けることもできます。
RPAからPower Queryを実行する方法は主に2つあります。
1.「すべて更新」のキーの送信で実施(Excelブックを開く→ALT→A→R→A)

2.「すべて更新」のマクロを送信

上記2つのうちどちらかのやりやすい方法で行ってください

まとめ

データ集計においてRPAで自動化はできますが処理速度が遅いなどの理由からRPAがデータ集計に向いているとは言い難いためExcel Power Queryを利用して自動化させることがおすすめです。
今回はデータ集計について取り扱いましたが、他にも日々行っている単純作業をRPAや他のツールを使って自動化することが可能です。RPAHACKではRPAを実際に導入して業務の自動化に成功した方をインタビューした記事などを掲載しているのでぜひご覧ください。

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1 COMMENT

アバター おかず丸

パワークエリについて記載ありがとうございます。
RPA(PADを使っています)と相性がよく、私もよく使わせていただいております。

1点困っていることがあるのですが、
power queryの処理が終わるタイミングを秒数指定で待つしかありません。
power queryの処理終了をRPAで検知する方法はないでしょうか?
もしご存知でしたら、教えて下さい。

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