RPAHACKでは8月からPower Automate for Desktopのアップデート情報を取り上げてきました。10月のPower Automate for Desktopのアップデート情報を皆さんにお届けしていきます。
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目次
Power Automate for Desktopとは
Power Automate for Desktopとは世界最大手ソフトウェアベンダーであるマイクロソフトが開発・提供しているRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェアです。
2021年3月2日にマイクロソフトはそれまで有料であったPower Automate for DesktopをWindows10ユーザー向けに追加費用なしで提供することを公式発表しました。
Power Automate for DesktopでローコードRPAを使用し、日常業務を自動化することによって、私たち人間は高付加価値でクリエイティブな業務に専念することが可能となります。Power Automate for Desktopについて詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。
▼Power Automate for Desktopの解説記事はこちら▼
▼Power Automate for Desktopのインストール方法解説記事はこちら▼
アップデート方法
Power Automate for Desktopのアップデート方法は自動アップデート機能が無いので手動アップデートになります。まず、Power Automate for Desktop公式サイトにアクセスします。アクセスしたら画面左側に「無料ダウンロード」をクリックします。クリックするとソフトウェアがダウンロードされます。ダウンロードしたソフトウェアを開くと「Power Automateの設定」画面が表示されます。
「Power Automate パッケージをインストール」の画面右下にある「次へ」をクリックします。クリックするとインストールの詳細画面の「パッケージ内容」の「[インストール]を選択すると、Micorosoftの使用条件に同意したことになります」をチェックします。全ての項目にチェックするとインストールが可能になります。
インストールをクリックするとPower Automate for Desktopがインストールされます。インストール終了後、Power Automate for Desktopを開いてみるとアップデートが完了していることが確認されます。アップデート後のバージョンは「2.14.173.21294」です。
2021年10月アップデート情報
Power Automate for Desktopでは月に1度のペースでアップデートが行われます。今月のアップデートでは5つの機能が追加されました。
アップデート内容は
・「機密変数」
・「情報漏洩対策(DLP)ポリシーが適用可能」
・「旧バージョンのInternet Explorer(IE)サポート」
・「ExcelファイルをXMLデータで保存」
・「旧バージョンの上位互換性」の5つです。
10月アップデートでは名称がPower Automate for DesktopからPower Automateに名称変更されました。そして、9月アップデート時に不具合の影響により一部アクションが英語表記になっていたものが日本語表記に戻りました。
機密変数
変数にパスワードを格納する際、ログに出力させたり、デバッグ時に画面に表示させなくすることが可能な機能になります。帽子とメガネのアイコンをクリックすることで機密情報扱いになります。
情報漏えい対策(DLP)ポリシーが適用可能
Power AutomateのクラウドフローにDLPと呼ばれる特定のコネクタ・アクションの利用制限機能がPower Automate for Desktopのアクションでも使えるようになります。現在はプレビューのみですが一般公開は2022年を目標としています。
上記変更の影響により、アクションの順番が変更されています。
旧バージョンのInternet Explorer(IE)サポート
従来のバージョンでもIEの自動化は可能でしたが、対象がv9まででした。今回のアップデートよりv5-v8も対象に加わるようになるので、古い社内システムを扱っている企業様でも利用しやすくなります。
ExcelファイルをXMLデータで保存
XMLデータで保存することが可能になりました。
旧バージョンの上位互換性
Power Automate for Desktopの最新バージョンで作成したフローは古いバージョンでは動かなくなります。
Power Automate for Desktopについてより詳しく知りたい方へ
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