RPAHACKは、2022年8月からPower Automate for desktopのアップデート情報を取り上げてきました。
本記事では、2022年6月のPower Automate for desktopのアップデート情報を、皆さんにお届けしていきます。
目次
Power Automate for desktopとは
Power Automate for desktopとは、世界最大手ソフトウェアベンダーであるマイクロソフトが開発・提供しているRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェアです。
2021年4月2日にマイクロソフトは、それまで有料であったPower Automate for desktopをWindows10ユーザー向けに追加費用なしで提供することを、公式発表しました。
Power Automate for desktop日常業務を自動化することによって、私たち人間は高付加価値で、クリエイティブな業務に専念することが可能となります。
Power Automate for desktopについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
▼Power Automate for desktopの解説記事はこちら▼
Power Automate desktop)とは?PADの概要から研修・勉強方法を紹介
▼Power Automate for desktopのインストール方法解説記事はこちら▼
【Power Automate desktop概要②】のインストール方法を画像付きで紹介 | RPA HACK
アップデート方法
Power Automate for desktopのアップデート方法は、自動アップデート機能が無いため、手動でアップデートする必要があります。アップデートの手順は、下記をご参照ください。
はじめに、Power Automate for desktop公式サイトにアクセスします。
アクセスしたら画面左側の「無料ダウンロード」をクリックします。
クリックするとソフトウェアがダウンロードされます。
ダウンロードしたソフトウェアを開くと「Power Automate パッケージをインストール」画面が表示されます。
※下図ではバージョンが「2.15.282.21349」と書かれていますが、2022年6月アップデートでは「2.21.244.22174」になります。
「Power Automate パッケージをインストール」の画面右下にある「次へ」をクリックします。
クリックするとインストールの詳細画面の「パッケージ内容」の「[インストール]を選択すると、Microsoftの使用条件に同意したことになります」をチェックします。
全ての項目をチェックするとインストールが可能になります。
インストールをクリックすると、Power Automate for desktopがインストールされます。
インストール終了後、Power Automate for desktopを開いてみるとアップデートが完了していることが確認されます。
2022年6月アップデート情報
Power Automate for desktopでは月に一度くらいのペースでアップデートが行われます。
今月のアップデートでは4個の機能が追加・改善されました。
https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/blog/power-automate-for-desktop-june-2022-update/
入力・出力変数のデータ型を追加
デスクトップフローにおいて、従来のText値に加え、より多くの入出力変数のデータ型を渡すことができるようになりました。
◆追加されたデータ型
- 数値
- ブール値
- カスタムオブジェクト
- リスト
- データテーブル
『カスタムオブジェクト』と『リスト』、『データテーブル』については、デフォルト値を提供するためのUIツールが実装されており、対応するJSONフォーマットもサポートされています。
デスクトップフローを外部リンクから起動可能
プレミアムユーザーとしてPower Automate for desktopにサインインすると、URLからデスクトップフローを起動できるようになりました。この新機能により、ユーザーはコンソールの外側で、コンソールを開かずにデスクトップフローを実行することができます。
SWTフレームワーク アプリケーションでのJavaを自動化
Power Automate for desktop は、SWT フレームワークで構築された Java アプリおよびアプレットで Java 固有の UI 自動化をサポートするようになりました。
UI 要素のセレクタを編集するための新しい画面を追加
UI 要素のセレクタを編集する画面のデザインが変更され、操作性が向上し、要素の視認性が高まりました。
加えて、従来の2つの画面を1つに統合し、複数のセレクタを高速かつ同時に編集できるようになりました。
また、セレクタにフレンドリーな名称を付けられるようになり、セレクタの区別がつきやすくなりました。
セレクタの無効化も可能になり、一時的な解除ができるようになりました。
Power Automate for desktopについてより詳しく知りたい方へ、Robo Runnerスクールのご紹介
![](https://rpahack.com/wp-content/uploads/2022/07/image3-2.png)
この記事を読んでPower Automate for desktopについて詳しく知りたいと思った方には、当社が提供しているPower Automateの有料オンライン学習プログラム「RoboRunnerスクール」がおすすめです。こちらのプログラムでは、Power Automate for desktopの使い方の学習はもちろんのこと、Power AutomateとPower Automate for desktopを組み合わせたフローなど、あなたの作りたいフロー制作のサポートをします。
RoboRunnerスクールでは経験豊富な現役エンジニアがメンターとして学習のサポートを行います。メンターと共に学習スケジューリングや目標設定を行い、効率よく学習できるオリジナルのトレーニングテキストを使って自習をしつつ、途中で分からないことはチャットサポートで気軽にメンターに質問することで、Power Automateの学習効果を最大化することを目指します。
▼詳細・申し込みはこちら▼
コメントを残す