「世界3大RPAソフト」の1つとして絶大な人気と信頼を得ているUiPath。しかし、プログラミング経験のない人にとっては「開発していてエラーが出たけど、どう解決していいかわからない…」という声もちらほら。
そんな時、専門知識を有した社外のプロフェッショナルからアドバイスを貰えたら心強いと思いませんか?
実はUiPathは、製品のサポートサービスを提供する会社を「UiPathトレーニングパートナー及びアソシエイト」として公式に認定しています。そのUiPathトレーニング・アソシエイトの数はなんと40社以上。
今回は、「40社もあると迷ってしまう」「自社に最適なのは結局どれ?」という方のためにUiPathトレーニング・アソシエイトの中から5社を厳選し紹介していきます。
各サポートサービスのリンクに飛ぶことなく最後までざっくり目を通すのには10分ほどを要します。10分後には5社のそれぞれの特徴や内容の違い、価格等を踏まえて自社に適した研修・トレーニングサービスを発見しているかもしれません。(最終更新日:2021年8月20日)
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目次
UiPathとは
米国のニューヨークに本社を構えるUiPath社が提供しているRPAソフトの事で、「世界3大RPAソフト」の1つとして絶大な人気と信頼を得ています。
「世界3大RPAソフト」と謳われるRPA製品は全て外国製ですが、その中でもUiPathは1番日本で使われている割合が高く、顧客満足度調査のRPAソフト/サービス部門において2年連続となる1位を獲得しました(参考:UiPath社、「日経コンピュータ 顧客満足度調査 2020-2021」の RPAソフト/サービス部門で2年連続1位を獲得)。
UiPathの研修トレーニングサービス5選
1日単位でコースを受講!CTC教育サービス
【内容】
CTC教育サービスは6つのトレーニングプログラムを提供しており、その中の4つがUiPath公式プログラムとされています。
期間は4つのうち1日間開催が3つ、2日間開催が1つとなっており、受講形態に関しては、場所を選ばずに受講できるLiveオンライン研修と会場での集合研修の2つから選択することが可能です。
短期間でコースを受講できること、2つの受講形態から適したコースを選択できることから、通常業務に追われている多忙なスケジュールに組み込みやすいトレーニングプログラムになっています。
【コース概要】
UiPath 公式 速習プログラム・入門(1日間):77,000円
プログラミング経験不問で「RPAとはなにか?」「RPAに適した業務とは?」といった基礎から学べるコース。PCの基本操作が出来れば受講できます。内容は下記URLより。
UiPath 公式 速習プログラム・実践(2日間):110,000円
要件定義を行う業務担当者・開発担当者を対象として開講されているコースで、「UiPath 公式 演習プログラム・入門」レベルの前提知識を必要としています。
UiPath 公式 StudioX 開発トレーニング(1日間):66,000円
StudioXに焦点を絞り、自動化業務の選定方法からExcel・Outlook・WindowsOS上のフォルダー等との連携を含んだワークフローの作成、実行までを学ぶことが出来ます。
UiPath公式 UiPath Orchestrator 構築・運用トレーニング 基礎編(1日間):88,000円
このコースはOrchestratorの提案をする営業職の方から実際に運用をする方までといったように対象者を広く設けています。下記リンク先の学習目標の欄からは「Orchestratorの必要性を説明できる」「ワークフロー開発においてOrchestratorの活用方法を説明できる」のようにアウトプット重視の雰囲気が見受けられます。
コースの詳細や対象者、前提知識に関してはこちらの公式HPよりお確かめください。
途中で挫折したくないなら!Robo Runnerスクール
【内容】
現役RPAエンジニアがメンターとして長期的に伴走してくれる点が特徴です。オンライン面談やチャットサービスを通して疑問をその場で解消したり学習状況を確認したりできるため、「自分1人では研修を完遂できるか心配」といった方に最適のサービスです。
コース終了後にはRPAディベロッパー基礎プログラムの修了証明書の取得試験に挑戦し、身に付けたスキルの可視化を図ります。
【コース概要】
ベーシックプラン(4週間):149,900円
4週間で4時間のメンタリングを受けることが出来るプランです。独自学習テキストを使用して1週間あたり20~25時間の学習を目安とします。最も期間の短いプランですが、その分1週間あたりの学習量が増えるので短期集中で学びたい方に適しています。
スタンダードプラン(8週間):259,000円
8週間で8時間のメンタリングを受けることが出来るプランです。1週間あたりの学習時間は10~15時間なのでベーシックプランに比べてじっくり学習を進めることが出来ます。
マスタープラン(12週間):299,000円
12週間で12時間のメンタリングを受けることが出来るプランです。1週間あたりの学習時間は6~8時間となっており、他の業務を抱えていたりして、日々の学習時間を確保するのが難しい方に適したプランになっています。
ミスマッチを防ぐために申し込みの前に無料カウンセリングを行っています。詳細はこちら↓
いつものオフィスで受講可能!TIS
【内容】
TISではレベルに応じた3段階のトレーニングを提供しています。基礎編である「基本トレーニング」では、1名から参加出来る本社開催のオープン形式、オンライン、お客様それぞれのオフィスで開催されるクローズド形式の中から自分達の規模に合った形式を選択することが出来ます。
【コース概要】
基本トレーニング
東京・大阪・オンライン・オフィスの中から選択することが可能です。前提知識を必要としていない為、導入・利用を検討段階の担当者の方も参加することが出来ます。Excel、ファイル、Webシステムの操作といった基礎的な開発の実現を目指します。
実践トレーニング
オフィス開催のコースです。基本トレーニングと同レベルの前提知識を必要とする為、初学者の方は先に基本トレーニングを受講する必要があります。HPに「実際の開発現場で直面する課題の対処方法の解説がある」という記載がある為、実践的な内容であると見受けられます。
中級トレーニング
こちらもオフィス開催のコースです。実践トレーニングと同じく基本トレーニングと同レベルの前提知識を必要としている為先に基本トレーニングを受講、もしくはStudioの操作とアクティビティを並べてワークフローを実行できる必要があります。ドリル形式のテキストを使用し、演習中心にUiPathのアクティビティの使い方について学習します。
コース詳細・お申し込みについて詳しくはこちら↓
シナリオ配布で再学習も可能!SB Mobile Service
【内容】
多数の導入実績から作成された実践形式のオリジナルプログラムが強みのSB Mobile Service。
100ページ越えのトレーニングテキストが手に入るSB Mobile Serviceオリジナルのレベル別コースが3つと、UiPathアカデミーと組み合わせて学習するのに適しているUiPath社公式速習プログラム入門編の合わせて4コースが存在します。
全国5カ所で開催されており、場所の選択肢が豊富なのも魅力の1つです。(オンラインも可)トレーニング終了後には再学習可能なシナリオファイルをダウンロードすることが出来ます。
【コース概要】
SBモバイルサービスオリジナルコンテンツ初級(1日):40,000円/人
UiPathの使い方を知りたい方を対象にRPAの基礎説明からUiPathの特徴などを説明するコースです。基本説明の後は「レコーディングでの自動化」と「ワークフロー編集(Excel)」を学びます。受講日数が1日のため、気軽にRPAの基礎を学ぶことが出来ます。
SBモバイルサービスオリジナルコンテンツ中級(1日):60,000円/人
Chrome操作やセレクタについて学びたい方を対象としたコースです。ツール活用の知識を深めることに重きを置き、「セレクタの基本操作」や「仮想環境の自動化」といった計4つのレッスンをこなします。詳細は下記URLよりご確認ください。
SBモバイルサービスオリジナルコンテンツ上級(1日):60,000円/人
上級編の範囲はOrchestratorやAPI連携までに及びます。開発標準や運用を学びたい方、エラーへの対応を学びたい方を対象に開講されたコースです。詳細は下記URLよりご確認ください。
SB Mobile Serviceでは有料の研修サービス以外に、無料のハンズオンセミナーも開催されています。「RPAに関してイメージが湧かない状態で課金をするのには抵抗がある」「導入検討をするにあたり気軽に受講できるセミナーを探している」という方はまずこちらに参加してみるのはいかがでしょうか。
研修サービス、無料セミナーに関して詳しくはこちら↓
カリキュラムは全て自分次第!Power Solutions
【内容】
UiPath製品に特化したサービスを提供している株式会社パワーソリューションズが提供するカスタマイズ形式トレーニングはレベル、会場、日程など全てに融通が利く点が特徴的です。
コロナウイルスの影響でオンライン化が進み、受講形態はかなり融通が利くようになりましたが、開催日程やカリキュラムまで自社都合で変更できるサービスは多くないのではないでしょうか。人数ではなくセミナー単位での料金のため、受講人数によっては1人当たりの受講料を下げることも可能です。なお、カスタマイズ形式とは別に個人で1人から受講できるトレーニングも用意されています。
【コース概要】
カスタマイズ形式(企業グループ研修)
名前の通り、カリキュラムの構成、ボリューム、受講人数、開催日程、受講形態等のカスタマイズが可能なトレーニングサービスです。UiPathトレーニング基本メニューを元に会社で自動化を行っている、もしくは自動化を検討している業務に合わせてカスタマイズを行ってくれるので、効率よくスキルを習得することが出来ます。
クラスルーム形式 初~中級トレーニング
UiPath初体験の方を対象に基礎的な内容から学習を進めていくコース。基礎と言いながら、表面的な学習ではなく実践を意識した業務で役立つスキルを身に付けることが出来ます。
クラスルーム形式 上級トレーニング
UiPathでの基本的な自動化が出来る方を対象に、イベント処理やExcelマクロの実行といった高度な技術の習得に挑みます。
どちらのレベルも学習内容に関しては以下のサイトにて詳細に説明されていましたのでURLを添付いたします。
学習内容に関して詳しくはこちら↓
UiPathの研修サービスから最適なものを見極めよう
今回はUiPathトレーニング・アソシエイトに認定されている研修サービスの中から特徴的なものを5つ選んでご紹介しました。各社のサービスの概要や特徴を掴んで頂けたでしょうか。
UiPathはその知名度と使いやすさから多くの研修サービスが存在します。
「研修を受けたいけれどどのサービスがいいのかわからない」という方は、一度振り返って受講者のレベルはどれくらいか、どのようなスキルを習得したいか等、現状や目的を再確認してみるのがオススメです。
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