今回取り上げるのは、Blue PrismのバスゲートCEOの来日会見で出たRPAの「デスクトップ型」「サーバ型」の違いを解説します。
また、最後にRPAのトレンドについてもよいことが書いてあったので、そちらも抜粋したいなと思います。
【参考記事】
デスクトップ型・サーバ型、それぞれの特徴は?
RPAソフトウェアにはPC内で動くデスクトップ型と、サーバ内にてバックグラウンドで動くサーバ型の2種類があります。
デスクトップ型をアテンデットロボット、サーバ型をアンアテンデットロボットとも言います。
それぞれのメリット・デメリットは以下の通り。
■デスクトップ型
メリット:
・初期投資費用が安価
・部署や個人単位など小規模導入が可能
デメリット:
・業務範囲が小規模になりがち
→PC1台にロボット1台しか入らないため、大量のデータ処理が難しかったり、規模を増やそうとするとPC台数が無数に増えていく。
・担当者レベルでの管理
→PC内の作業しか連携ができない。
■サーバ型
メリット:
・スケールしやすい
→システム構成として大規模展開しやすいクラウド対応が可能。
・全社レベルでの管理
→ロボット(ソフトウェア)をサーバ側で一括管理でき、社外連携、サービス連携なども可能。
・大量データを扱える
→ロボットを複数台動かすことができ、100台以上のロボットを動かすことも可能。
デメリット:
初期投資費用が高額
エンタープライズにおける各ツールの選定時には、拡張性を意識してツール比較されるケースが多く、RPAというとデスクトップ型のUIの直感性などに目が行きがちだがサーバ型の機能面も重要視される傾向にあります。
以上2つの型のまとめでした。
また、バスゲートCEOの言葉に以前も別の記事で取り上げたが、今期待されるRPAの役割について記載があったのでそちらもpickup!
シームレスな統合の話などはまさにRPAが単なる便利ツールではなく、企業がデジタルトランスフォーメーションを行う上での中枢を担うプラットフォームになっていくことを期待させますね!
業務自動化によるコスト削減から一歩進んだRPAの導入事例が日本でどんなものが出てくるのか、今後注目です!
バスゲート氏は、「従来、RPAに期待されていたのは、業務自動化によるコスト削減だった。現在はさらに進んで(他システムとの)シームレスな統合や業務品質の向上、さらにコンプライアンスの徹底にも影響が及んでいる。(中略)Blue Prismのロボット(ソフトウェア)は、現場の担当者が簡単にロボットを作成できるよう、コードを書く必要がない必要ない。企業のIT部門が対応できないような領域での業務効率化に最適なロボットだ」と強調した。
では明日もお楽しみに~~!
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