世界最大手のソフトウェアベンダーである米マイクロソフトは3月2日、自社で開発・提供するRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェア「Power Automate Desktop」をWindows 10ユーザー向けに無料提供することを公式サイト上で発表しました。
(マイクロソフトによる発表はこちら ※注:英語ページが開きます)
従来、WinActorやUiPathなど大手ベンダーが提供するRPAソフトウェアは、無償トライアルと有償ライセンスというサービス形態が基本であり、完全無料のRPAは「Robotic Crowd Agent」や「マクロマン」などの一部のソフトウェアか、「UiPath Community Edition」のような学生や小規模事業者、個人開発者のみが利用できるサービスに限定されていました。
しかし、今回「Power Automate Desktop」が無料化されたことで、「単純作業を自動化し、より高付加価値でクリエイティブな業務に専念する」というRPAの恩恵をWindows 10ユーザーであれば誰でも受けられるようになりました。
マイクロソフトの発表によると、今回無料化された「Power Automate Desktop」は、数週間以内にWindows 10 Insider Preview Buildsにも追加される予定であり、このことから将来的にはRPA機能がWindows 10の標準機能になることが予想されます。
このマイクロソフトによる無料提供は、破壊的イノベーションとしてRPA業界全体に価格低下の動きをもたらし、RPAという技術自体が幻滅期から回復・安定期へとシフトしていく契機となることが予想されます。
また、マイクロソフトは「Power Automate Desktop」の拡張機能をユーザーあたり月額15ドルで利用できる追加プランを4月1日から9月30日までの期間限定で公開すると発表しています。
こちらのプランでは、ユーザーはプロセスマイニング機能(プレビュー版)やAI機能などを利用できます。日本円での価格やプランの詳細はマイクロソフトからの続報をお待ちください。
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