本記事はUiPath初学者を対象として、基本的なフォルダ/ファイル操作を伝えることを目的としています。
VB.NETメソッドとはUiPathを学んでいく上で必須のメソッド/プロパティです。これを操作することによって、文字を加工したり日付を計算したり様々な操作ができるようになります。
本記事では、VB.NETメソッドを使用してUiPathから、フォルダ/ファイル操作する方法を例を用いて紹介します。
目次
フォルダ/ファイル操作をする
フォルダ/ファイル操作をするために、
・System.Environment.『用途によって指定するメソッド』
・System.IO.Path.『用途によって指定するメソッド』(“ファイルパス”)
・System.IO.Directory.『用途によって指定するメソッド』(“フォルダパス”)
上記3つのメソッド/プロパティを用途別に使用します。
System.Environment.『用途別メソッド』
現在の環境およびプラットフォームに関する情報を取得するためのメソッド/プロパティです。
実際に使用する際には、Systemは省略可能です。
そのため、RPAを作る際には『Environment.』の構文として覚えておきましょう。
運用例(ログイン中のユーザー名を取得する場合)
1、UiPathを立ち上げ、Environment.UserNameを入力。
2、実行した後、使用者の名前が下記の画像のように表示されます。
System.IO.Path.『用途別メソッド』(“ファイルパス”)
ファイルまたはディレクトリのパス情報を格納する String型を取得する際に使用するメソッドです。
使用する際は、System.IO.が省略できます。
運用例(対象ファイル名を取得する場合)
1、System.IO.を省略し、Path.GetFileName()と入力。
2、対象フォルダのパスをコピーし、1の()内に貼り付けます。
3、正しく運用すれば、ファイル名を取得できます。
System.IO.Directory.『用途別メソッド』(“フォルダパス”)
フォルダ中のファイル一覧を取得するためのメソッドです。
使用する際は、System.IO.が省略できます。
注意点として、ファイル一覧を取得するため、String型ではなく配列型になります。
運用例(デスクトップ上のフォルダ内にあるテキスト3つを取得する場合)
1、System.IO.を省略し、Directory.GetFiles(“”)と入力します。
2、対象フォルダのパスをコピーし、1の()内に貼り付けます。
3、配列型の変数が取得できます。
4、対象フォルダ内にある3つの内1つを取得したい場合、後ろに配列の添え字を記述します。
5、正しく記述できていれば、下記の画像のようにファイルパスを取得できます。
VB.NETメソッドを活用してUiPathで自動化を進めよう
今回はVB.NETメソッドのフォルダ/ファイル操作をご紹介しました。
フォルダ/ファイル操作をするためには、Environment.・Path.・Directory.の3つのメソッドを使うことを覚えて実行していただければ幸いです。
ですが実際に使用する際、他のアクティビティと組み合わせて使用することになります。初心者のうちは開発の中で不明点があった時、どこでつまづいているのかを特定するのに時間がかかります。初歩的な知識を時間をかけて独学で積み上げるのではなく、いつでもどこでもサポーターに相談できる環境を「Robo Runner」で手に入れませんか。
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