Generic selectors
Exact matches only
Search in title
Search in content
Search in posts
Search in pages

RPAエンジニアの将来性や必要なスキル・経験などを解説|未経験からでも就職可能か

人手不足や働き方改革などの影響を受けて、業務自動化ツールのRPAに注目が集まっています。
RPA導入を多くの企業が進めており、自社にRPAロボットを開発するリソースのない企業の場合は、外部のエンジニアに外注するというケースも増えています。

今回は、RPAの導入や開発を行うRPAエンジニアの仕事内容や将来性、年収、求められるスキルなどについて解説します。
未経験からRPAエンジニアになるために重要なことも解説しているので、RPAエンジニアというキャリアに興味のある方は是非最後までご覧ください。

RPAエンジニアとは?

RPAエンジニアは、RPAに関する知識・スキルを有し、事務作業を自動化するソフトウェア型のロボットの導入・開発を行う技術者です。

ただし、RPAエンジニアというと、Javaなどのプログラミング言語を扱うエンジニアと比較して担当できる業務が少ないと不安をもたれることがあります。その理由として、RPAの持つ「RPA=プログラミング未経験者でも導入すれば自動化ができるツール」という印象が関係しています。

最近では直感的な画面操作で開発を進めることのできるツールが増えてきているものの、組織内のIT人材やリソースが少ない場合は導入から開発まで自社で補えない場合が多くあります。そういった場合に活躍する人材が、RPAエンジニアです。

RPAとは

先ほど紹介した通り、RPAは業務を自動化できるツールです。
詳しく説明すると、ソフトウェアによるロボット化でホワイトカラーの仕事を効率化する業務自動化ツールやソフトウェアロボットそのものを意味します。

ロボットといってもテレビや映画で見るような人型のロボットではありません。
PC内やサーバー内で働くソフトウェアとして想像してみてください。

RPAについて、より詳しい情報を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

RPAエンジニアの平均年収

出典:給料ナビ「RPAの仕事の年収・時給・給料」
https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/RPA%E3%81%AE%E5%B9%B4%E5%8F%8E%E3%83%BB%E6%99%82%E7%B5%A6

日本国内の求人サイトによると、RPAエンジニアの平均年収は未経験で400〜600万円、経験者の場合だと、600〜1000万円の求人が多いです。

国税庁が発表した平均給与では、日本の平均年収は437万円であるため、未経験でも平均年収と同等以上、経験者ではより高い収入を得られることが分かります。

ただRPAエンジニアの年収は業務内容によっても変動するため、この数字はあくまでの参考値として、高い給与を得るためにはそれに見合うスキルと経験が必要と考えておきましょう。

参考:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2000/menu/03.htm

RPAエンジニアの仕事内容

RPAエンジニアは、クライアントが行う業務内容の洗い出し、RPAの開発と保守・運用を担当します。
RPAエンジニアの具体的な業務は以下の通りです。

業務ヒアリング

スムーズに開発に取り掛かれるように計画を立てるプランニングが不可欠です。
RPAプロジェクトの設計目標や取り組みを設定し、適切に順序を組み立てることで、より簡単に導入できるようになります。

同時にRPAを適用する範囲を確定するために、クライアントが行っている業務の洗い出しを行う必要があります。
ヒアリングを行う中で、定型業務であるデータ入力など膨大なデータを扱う作業について念入りに確認します。

そのため、クライアントが行う業務への理解や抱える問題を聞き、読み取るコミュニケーション能力が必要となる業務となります。

ロボット設計・開発・テスト

クライアントへのヒアリングを終え、クライアントが期待するシステム構築の方針が決まれば、RPAエンジニアはロボットの設計・開発に取り掛かります。

主な作業として、クライアントが行う業務をロボットが正確に止まることがなく動くようなロボットの設計、シナリオ作成を行います。
開発段階でRPA稼働後のことを意識して保守・運用が容易で理解しやすいものにすることが必要とされます。

保守・運用

RPAを開発し、導入が完了してもRPAエンジニアの業務はまだ終了ではありません。
RPA導入後に、RPAの動作にエラーや不具合が出た際の保守業務も、RPAエンジニアの重要な業務の1つです。

エラーや不具合が出なかった場合でも、クライアントの業務内容が変化した場合にRPAエンジニアがロボットを修正する必要があります。
また、RPAエンジニアはクライアントがRPAをスムーズに使用できるようにマニュアル作成を行います。

RPAについての問い合わせや運用サポート業務もあるため、RPA導入が進むにつれてRPAエンジニアが必要とされる保守・運用は増えていくと予測できます。

RPAエンジニアには将来性がある3つの理由

先述の通り、RPAエンジニアは業務の自動化に大きく貢献できる力を持っています。

ですが、今からRPAエンジニアを目指し、勉強しようと考える方にとってはRPAエンジニアの今後の将来性を考える必要があります。
その不安を解消するために、RPAエンジニアには将来性があることを3つの理由から確認していきます。

定型業務にかける時間の削減

定型業務は会社の規模とともに量も膨大となっていきます。
定型業務の量が膨大になった場合、時間やミス、従業員の負担といった問題が生じるでしょう。

ですが、RPAは定型業務を自動化することができます。
そのため、1度業務に適したロボットを導入すれば、常に業務を自動で行ってくれるのです。

事実、RPAを導入した中には100時間以上の時間を節約できたと喜びの声を上げた企業もいます。

業務量に悩む企業は多く存在することから、RPAエンジニアの需要は伸びることが予測できます。

人件費・人手不足対策

人手不足や人件費の問題は会社を発展させていくうえで無視することができません。
しかし、人手不足を改善するために人を雇う判断だけでは人件費が高くなります。

逆に人件費を抑えるために人を雇う決断を躊躇えば、人手不足により業務が滞ります。

その問題を解消するために、RPAを導入することで人件費のコストを抑えつつ、人手不足を改善できないか検討する企業が増えています。
RPA導入は人件費や人手不足の対応策となります。

業務の質も維持、あるいは向上が見込まれるため、RPAエンジニアの将来性は高いでしょう。

RPA市場の拡大

2020年に行われた矢野経済研究所のRPA市場に関する調査によると、2019年度のRPA関連サービスとRPA製品の売上合計額は529億7,000万円でした。

前年度の売上合計額と比べても、191億7,000万円と大幅に増加し、拡大し続けていることが判断できます。

引用:株式会社矢野経済研究所「RPA市場規模推移・予測」
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2599

RPA市場が拡大しているということは、開発や保守・運用ができるRPAエンジニアを求める企業が増えるということです。
既にRPAを導入した企業でさえも、保守・運用ができるRPAエンジニアは必須です。

つまり、人材不足が起きる可能性すらあるため、RPAエンジニアの需要が急に落ち込むことはないと考えられます。

未経験からRPAエンジニアになるために必要なスキル・経験とは

未経験者がRPAエンジニアになるためには、まずRPAのスキルを磨いておくことが必要です。
そこで、技術取得の際に押さえておきたいポイントを紹介していきます。

学習だけでなく実際にツールに触れてみる

RPA開発ツールを用いた開発では、アクティビティと呼ばれる視覚的にわかりやすいものが使われるため、勉強すればするほど知識を蓄えることができます。
ただし、現場では実際に開発や保守・運用ができる人材が求められます。

ですから座学はもちろん重要ですが、実際のツールを動かしてみることや業務にあったツールを見極める力は一層重要です。
知識だけでなく、自分でツールを扱うことで学習したことと照らし合わせることが可能なため、実務で活かせるレベルの技術を習得することができます。

RPAの資格を取得する

ある程度学習を進めたら、資格を取得することをおすすめします。
特に、未経験の方は経験により実力を証明することができないため、資格は自分の実力をアピールする有効な手段です。

他にも、資格を取得するといった中間目標を置くことで、ゴール地点が見えずに勉強への意欲がなくなってしまうということを防げます。

未経験からRPAエンジニアになるためにはまずは学習を進め、実際のツールに触れ、資格を取得して企業にアピールしていくことがよいでしょう。

資格についての詳細やメリットはこちらの記事をご確認ください。

情報収集の癖をつける

RPA市場は技術の発達が著しく早いです。
そのため、適切な教材を見つけ学ばなければ時代遅れの知識を学んでしまう、という問題が発生します。

情報収集を怠っていた場合、例えRPAエンジニアとして就職できたとしても希少価値が高まりません。
ゆえに、勉強段階で情報収集をする癖をつけておきましょう。 

RPAエンジニアを目指す方へ

定型業務は、業界や企業によって内容に違いはあっても、全く業務が存在しないことはありえません。
ゆえに、今後もRPAは多くの企業が注目するツールとなっていくと考えられます。

未経験からRPAエンジニアになるためには、RPAへの理解はもちろんのこと、実際のRPA製品への理解や情報収集は欠かせません。
RPAエンジニアとなり、活躍することは簡単なことではありません。
ですが記事で解説した通り、RPAエンジニアは多くの企業が求める人材です。

RPAエンジニアの将来が不安になり、勉強や就職に躊躇している方は、この記事をきっかけにぜひ自信をもって決断してみましょう。

RPAエンジニアになるための勉強方法をお探しの方へ

この記事を読み、RPAエンジニアとしての学習をしたい、しかし動画視聴型のeラーニングコンテンツや教材で独学を進めようとしても量が膨大でどうやって勉強していけば分からないといった悩みが生じる可能性があります。

そんな方には、「RoboRunnerスクール」を利用することをおすすめします。

Robo Runnerスクールでは経験豊富な現役エンジニアがメンターとして学習のサポートを行います。

メンターと共に学習スケジューリングや目標設定を行い、効率よく学習できるオリジナルのトレーニングテキストを使って自習をしつつ、途中で分からないことはチャットサポートで気軽にメンターに質問することで、Power Automateの学習効果を最大化することを目指します。

無料で相談もできますので、ぜひ気軽にお申し込みください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です