RPAHACKは、2021年8月からPower Automate for desktopのアップデート情報を取り上げてきました。
本記事では、2022年7月のPower Automate for desktopのアップデート情報を、皆さんにお届けします。
目次
Power Automate for desktopとは
Power Automate for desktopとは、世界最大手ソフトウェアベンダーであるマイクロソフトが開発・提供しているRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェアです。
2021年3月2日にマイクロソフトは、それまで有料であったPower Automate for desktopをWindows10ユーザー向けに追加費用なしで提供することを、公式発表したことで話題を集めました。
Power Automate for desktopで日常業務を自動化することによって、私たち人間は高付加価値で、クリエイティブな業務に専念することが可能となります。
Power Automate for desktopについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
▼Power Automate for desktopの解説記事はこちら▼
Power Automate desktop)とは?PADの概要から研修・勉強方法を紹介
▼Power Automate for desktopのインストール方法解説記事はこちら▼
【Power Automate desktop概要②】のインストール方法を画像付きで紹介 | RPA HACK
アップデート方法
Power Automate for desktopのアップデート方法は、自動アップデート機能が無いため、手動でアップデートする必要があります。
アップデートの手順は、下記をご参照ください。
1.はじめに、Power Automate for desktop公式サイトにアクセスします。
2.アクセスしたら画面左側の「無料ダウンロード」をクリックします。
3.クリックするとソフトウェアがダウンロードされます。
4.ダウンロードしたソフトウェアを開くと「Power Automate パッケージをインストール」画面が表示されます。
※下図ではバージョンが「2.15.282.21349」と書かれていますが、2022年7月アップデートでは「2.22.205.22189」になります。
5.「Power Automate パッケージをインストール」の画面右下にある「次へ」をクリックします。
クリックするとインストールの詳細画面の「パッケージ内容」の「[インストール]を選択すると、Microsoftの使用条件に同意したことになります」をチェックします。全ての項目をチェックするとインストールが可能になります。
6.インストールをクリックすると、Power Automate for desktopがインストールされます。
7.インストール終了後、Power Automate for desktopを開いてみるとアップデートが完了していることが確認されます。
2022年7月アップデート情報
Power Automate for desktopでは月に一度程度ペースでアップデートが行われます。今月のアップデートでは4個の機能が追加・改善されました。
https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/blog/power-automate-for-desktop-july-2022-update/
Citrix・RDP virtual desktopでのUIオートメーションの追加
プレビュー機能として「Power Automate agent for virtual desktops」が追加され、軽量エージェントを使用することで、Citrix・RDP(Microsoft Remote Desktop Protocol)仮想デスクトップのデスクトップアプリの自動化をサポートしました。
これにより、Power Automateの機能が強化され、リモートコンピューターでデスクトップUIオートメーション関連の手順を実行するデスクトップフローを作成し、デスクトップアプリに適用できるようになります。
データテーブルのアクション追加
データテーブル専用アクションの新しいグループが利用可能になり、ユーザーはデータテーブル変数を簡単に操作し、特定の操作を行うことができるようになりました。
新しいアクションは以下の通りです。
- 新しいデータテーブルを作成
- データテーブル内で検索・置換
- 行をデータテーブルに挿入
- データテーブル項目を更新
- データテーブルから行を削除
デスクトップ コンソールでフローの詳細が利用可能に
デスクトップのコンソール画面に関連するフローの詳細が含まれるようになりました。
追加された基本情報は以下の通りです。
- 説明
- 所有者
- 作成日と最終更新日
- フローID
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