RPAHACKは、2022年8月からPower Automate for desktopのアップデート情報を取り上げてきました。
本記事では、2022年4月のPower Automate for desktopのアップデート情報を、皆さんにお届けしていきます。
目次
Power Automate for desktopとは
Power Automate for desktopとは、世界最大手ソフトウェアベンダーであるマイクロソフトが開発・提供しているRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェアです。
2021年4月2日にマイクロソフトは、それまで有料であったPower Automate for desktopをWindows10ユーザー向けに追加費用なしで提供することを、公式発表しました。
Power Automate for desktop日常業務を自動化することによって、私たち人間は高付加価値で、クリエイティブな業務に専念することが可能となります。
Power Automate for desktopについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
▼Power Automate for desktopの解説記事はこちら▼
Power Automate desktop)とは?PADの概要から研修・勉強方法を紹介
▼Power Automate for desktopのインストール方法解説記事はこちら▼
【Power Automate desktop概要②】のインストール方法を画像付きで紹介 | RPA HACK
アップデート方法
Power Automate for desktopのアップデート方法は、自動アップデート機能が無いため、手動でアップデートする必要があります。
アップデートの手順は、下記をご参照ください。
1、はじめに、Power Automate for desktop公式サイトにアクセスします。
2、アクセスしたら画面左側に「無料ダウンロード」をクリックします。
3、クリックするとソフトウェアがダウンロードされます。
4、ダウンロードしたソフトウェアを開くと「Power Automate パッケージをインストール」画面が表示されます。
※下図ではバージョンが「2.15.282.21349」と書かれていますが、2022年4月アップデートでは「2.19.139.22098」になります。
5、「Power Automate パッケージをインストール」の画面右下にある「次へ」をクリックします。
6、クリックするとインストールの詳細画面の「パッケージ内容」の「[インストール]を選択すると、Microsoftの使用条件に同意したことになります」をチェックします。
7、全ての項目をチェックするとインストールが可能になります。
インストールをクリックすると、Power Automate for desktopがインストールされます。
インストール終了後、Power Automate for desktopを開いてみるとアップデートが完了していることが確認されます。
2022年4月アップデート情報
Power Automate for desktopでは月に一度くらいのペースでアップデートが行われます。
今月のアップデートでは5個の機能が追加・改善されました。
https://powerautomate.microsoft.com/ja-jp/blog/power-automate-for-desktop-april-2022-update/
ビルトインサンプルが利用可能
Power Automate for desktopのユーザーは、コンソールで実行可能なデスクトップフローのサンプルを利用できるようになり、複雑なフローを構築することなく、簡単に製品に慣れ始め、価値を得ることができるようになりました。
すぐに実行できるサンプルは、トラブルシューティング、基本的な理解、デスクトップフローがどのように構築されるかのイメージを得るのに役立ちます。
コンソールでクラウドまたはリージョンのピッカーがサポート可能
Power Automate for desktop のユーザーは、複数のクラウドまたはリージョンに属しているため、サインイン時に接続するリージョンを選択できるようになりました(ただし、それぞれのレジストリキーが適切に調整されている必要があります)。
新たに「ウィンドウのUI要素の上にマウスポインターを移動する」が追加
UIオートメーションのアクションに、新しく「ウィンドウのUI要素の上にマウスポインターを移動する」が追加されました。このアクションによって、ウィンドウ内のUI要素にマウスポインターを合わせることが可能になりました
「Webページ内のテキストフィールドに入力する」機能における物理キーボード操作のサポート
「Webページ内のテキストフィールドを入力する」アクションに、「物理的にキー入力を行ってテキストを入力する」という選択肢が追加されました。
このパラメータを有効にすると、Power Automate for desktop は、キーボードによるユーザーのキー入力を模倣してテキストフィールドに入力します。物理的なキー操作は、Javascriptでテキストを送信してもテキストフィールド上で意図的な動作が行われない場合に必要です。
レコーダー性能の向上
録画中の要素の追跡がより速く、より正確になり、それに伴いレコーダーのパフォーマンスも向上しました。
その代わり、「ウィンドウにUI要素をドラッグ&ドロップする」アクションは、レコーダーでは記録されなくなりました。このアクションを記録したいユーザーは、今回のアップデートバージョンの使用を控える必要があります。
Power Automate for desktopについてより詳しく知りたい方へ
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