目次
プロフィール
加藤 幸治様
IT企業でデータマネジメント業務から販売業務まで様々な職種を経験。コールセンターのトラブルシューティングの統括を行なっていた際、PMPやITコーディネーターなどの資格を取得。その後研究開発部門でAI関連の製品開発に携わっていた際、「自動化」に興味を抱く。定年を機にPower Automateの学習を開始。現在はITコンサル+エンジニアとして中小企業向けにデータマネジメントの支援を行う。
Robo Runnerスクールとは
Peaceful Morning株式会社が提供するUiPath/Power Automateオンラインプログラムです。コロナ流行前の2019年からオンラインでのトレーニングを開催しており、オンライン研修のパイオニアといえます。ほとんどの研修トレーニングが1日の開催なのに対し、この研修サービスは1ヶ月~サポートしてくれます。実際にロボットを開発していく中で分からないことを、Zoomやチャットでサポーターと言われる専属のUiPath/PowerAutomateエンジニアに気軽に聞くことができます。
Robo Runnerスクールを受講するきっかけ
ーーRobo Runnerスクールを受講するきっかけを教えてください。
加藤様:退職後に再就職を目指す社員への助成策として、国と会社が資格・技能を習得するための講座費用を負担してくれる「転進助成金制度」というものがあります。
自社で扱っていたUiPathの習得が学習段階で止まっていたのが心残りだったことと、定年退職後もITコンサルエンジニアとして手本を示したいという2つの理由から、この機会を利用してRPAを習得することにしました。
最初は東京でPower Automateの集合研修を受講しようと考えていたのですが、対面式だったためコロナウイルスの影響を受けて中止になってしまい、更に引っ越しの日程が迫っていたため、「次申し込むのであればオンライン研修を」と考えていたところRobo Runnerスクールを見つけました。
ーー場所や時間はもちろん、近年ではコロナウイルスの状況などにも影響されず受講できるのはオンライン研修の強みですよね。
Robo Runnerスクールを利用して良かったこと
ーー実際に利用してみて良かったことはありますか。
加藤様:全体的に満足しています。メンターと週に1回行うオンライン面談が学習の軸になってくるのですが、最初にカウンセリングを行なって丁寧にメンター(サポーター)決めを行なってくださるため相性が良く、有意義な時間を過ごすことができました。
1対1でRPAという1つのテーマについて1時間じっくり議論をするという機会は年を重ねるにつれて少なくなってくるものです。Robo Runnerスクールを通じてそういった貴重な機会を得ることで自身の引き出しの幅が広がったと感じています。
ーーオンライン相談の中でも特に印象に残っていることはなんですか。
加藤様:管理や運用を視野に入れて学習する中で、Power Automateで出来ないことやツールとしての限界を早い段階で示してくれた点が印象的でした。Power Automateにこだわりたいというよりは1つのツールとして可能性を知りたいという気持ちで受講していたので、その中で出来る出来ないを明確に知ることでPower Appsなど他ツールの検討もするきっかけを得ました。また、VBAを習得している私に対して、2つの違いを具体的に示してくれたりしたので比較しながら学習を進めることができました。
ーーチャットやe-Learningといった他のサービスについてはいかがでしょうか。
加藤様:チャットでの相談は適切な回答が迅速に返ってきます。これ単体でも1つのサービスとして成り立つと感じますね。複数のサポーターが連携して質問に答えている点が印象的です。
e-learningはアウトプットの訓練として用いています。e-learning内で課題になっている成果物は全て作成しました。
Robo Runnerスクール受講のコツ
ーー今後Robo Runnerスクールを利用する方に向けて、最大限活用するコツがあれば教えてください。
加藤様:「守破離」を意識して学習に取り組むと良いと思います。
まずは「守」としてe-learningを完遂することです。応用編まで完遂すれば外部のサイトだけでは分からなかったことでも分かる知識やスキルが身についています。インターネットで効率よく情報を集めたり検索することができるようになります。
「破」は自身の身近なテーマで沢山アウトプットすることです。担当のサポーターがついているという環境を活用して、自分の意見とサポーターからのアドバイスをすり合わせていきましょう。能動的・積極的にオンライン面談に参加することで、価値のあるコミュニケーションになります。
「離」(師の教えから離れオリジナルの型を生み出すこと)はRobo Runnerスクールの中では成し遂げられないので、自社のシステムをどう自動化・効率化していくかです。実現しようとする中で新たな課題が見えてくると思うので、自己学習を重ねていくことが重要です。また、この際実現方法を無理にPower AutomateやRPAにこだわらないようにしましょう。
ーー担当サポーターと積極的にコミュニケーションを図っていらしたのですね。
加藤様:オンライン面談やチャット上でのRobo Runnerスクールのサービスを「辞書」や「個別家庭教師」のように捉えていました。不明な点があった時、漠然と悩んだり調べたりする時間が勿体無いのでまずオンライン面談かチャットで質問してから、自分で調べて裏付けをしていました。これにより大幅に時間を短縮することができました。
Robo Runnerスクールを一言で表すと
ーーRobo Runnerを一言で表すとどういったサービスだと言えますか。
加藤様:個人的に1番価値を感じているのは「受講者のスキルアップや視点の変化を受け止めてくれるサポート体制」ですかね。
スキル習得のための講座や教材はゴールを目指すものだけれど、正直受講者は何がゴールかわからない。ゴールの設定方法もゴールと比較した自分の現在地も知らない。RPAの可能性しか知らない受講者をしなやかに受け止めてくれるサポーターがいて、一緒にゴールを見つけていくことができるのがRobo Runnerスクールの最大の強みだと思います。
多く溢れているツールや学習サービスの中で自分の方向性がわからなくなった時、学習を通じて受講者の引き出しを増やすだけでなくゴールとしての落とし所を一緒に見つけてくれるので満足度が高いですね。
Robo Runnerスクール卒業後の予定や目標
ーー今後Power Automateを用いてどういったことに取り組む予定ですか。
加藤様:IT経営コンサルとして、中小企業の経営品質を高める支援をしていきたいと考えています。具体的には社内に散在しているデータを正しく蓄積・分析して利活用したり、利用しているツール間の連携を図って相互作用するような構造に整備していくつもりです。
現在どこの企業でも社内に様々なツールやアプリケーションが乱立しています。自動化の流行に伴ってそれぞれのフォーマットを単独で効率化しても、それらが繋がって相互に連携しなければ意味がありません。APIの弱いツール間を繋ぎたいとき、Power Automateはそれらのコネクターになり得ます。
自らの専門分野であるデータマネジメントで、会計データだけでなくノウハウデータを集約し、プロセス改善や施策のKPIを時間軸でのデータを元に評価できる環境を創っていきたいです。
ーーありがとうございました。
Robo Runnerスクールのご紹介
いかがだったでしょうか。加藤様は担当サポーターのいる環境を積極的に活用し、自主学習や実務での開発へとサイクルを回している姿が印象的でした。今後の目標におけるRPAの役割を認識した上で学習に臨む姿勢を見せながらも、「例えゴールがわからなくても一緒に落とし所を探してくれる」とRobo Runnerスクールのサービスを評価していただきました。
Robo Runnerスクールでは、Power AutomateとUiPathの研修サービスをご用意しています。経験豊富なエンジニアが担当サポーターとして学習計画や学習方法を設定し、週に1度のオンライン面談が学習リズムを整えます。
加藤様が実践されていたように、不明点があればチャットや面談を通じて気軽に質問できるので、1人で漠然と悩む時間を無くして効率的に学習を進めることができます。
無料相談を受け付けていますので、興味のある方はこちらをご参照ください。
e-ラーニングのご紹介
マイクロソフト社によるRPAツール「Power Automate Desktop」の提供を受け、同ツールの研修サービス「Robo Runner e-ラーニング」の提供を開始しました。e-ラーニングはPower Automate、Power Automate Desktopの導入検討中、導入済の企業様において、基礎研修をリーズナブルな価格でご受講いただくことができます。
e-ラーニングは現役のPower Automateエンジニアによる監修・演習問題で手を動かしながら学べる・いつでも、どこでも好きなタイミングで受講が可能という3つの特徴を持ち、プログラミング経験のない方でも受講いただける内容となっています。
e-ラーニング申し込みはこちらから↓
コメントを残す