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RPA自走開発初期に失敗する原因と改善方法を解説!

RPAの学習サービスや研修サービスなどを利用して一通りの学習が終わり、いざ、実業務を自動化しようとしたときに「なにから手をつけたらいいのか分からない・・・」「なにを実装すればいいのか分からない・・・」という状態になることは多々あります。
せっかくRPA(今回はUiPathを学習したという前提で進めます)を勉強したのに、ロボット開発が上手くいかず、ロボット開発から遠ざかり、そのままフェードアウトしてしまう方は多くいます。そんなもったいない状況を避けるために本記事では、なぜ学習した内容を活かせずに挫折してしまうのか、挫折しないためになにをすればいいのかを具体的に解説します。

RPA業務選定について詳しく知りたい方はこちらから

初心者がロボット開発に失敗する原因

まずは初心者が陥ってしまう状態と学習サービスの特徴を紹介します。
なぜ学習サービスや研修サービスを通して学習したにも関わらず、ロボット開発に失敗してしまうのでしょうか?

ロボット開発初心者が陥る状態

サービスを使って学習している間、ロボットを作れるが自走するステージになると作れなくなるという方は、「何を自動化すればいいのかわからない」あるいは「自動化したい業務はあるがどうしたらいいのかわからない」など、具体的な何かがわからないという訳ではなく、とにかく最初の一歩をどうしたらいいのか分からないという状態になりがちです。
時間をかけて学習したのに最初の一歩もわからないとなっては気持ちも落ち込んでしまい、RPAから遠ざかってしまいます。

しかし、ロボット開発初心者が学習したが実際に開発するとなるとなにをすればいのかわからないという状態に陥ってしまうのは当然です。

学習サービスからすぐには実務には結びつかない

なぜ、ロボット開発初心者は実際に開発するとなるとなにをすればいのかわからないという状態が発生するのでしょうか。

その理由として学習サービス・研修サービスが一つの原因になります。
学習・研修サービスが提供する教材の目的は、対象とするRPAツールの知識の習得と特定のロボット開発のスキル獲得です。
つまり、教材には正解が設定され、正解へと導く道筋も用意されているため、その手順を踏めば、正解にたどり着くことができるようになっています。
しかし、実際の業務を自動化する際は、正解も道筋も自分で考えなくてはならないため、初心者には高いハードルとなりロボット開発が失敗してしまう原因になります。

この問題を解決するためには、実務経験を積んでいくしかありません。
実務経験でつまづかないためには、正しい手順を踏み、ロボット開発に取り組む必要があります。

ロボット開発の前にするべき作業

ロボット開発の手順として、まずはゴールのイメージをすることが重要です。
ロボット開発のゴールとは、自動化後の業務の最終形のことを指します。
ゴールを明確にすることで、方向性が定まるため、第一歩が踏み出しやすくなります。またゴールに向けてロボット開発の全体像を明らかにすることで、「わかる・できること」と「わからない・できないこと」が具体的になり、解決策を質問したり、調べたりすることが可能になります。

業務の最終形の作り方

ロボット開発に取りかかる前に必要な、自動化後の業務の最終形を作るためには3つの工程を踏む必要があります。

工程①業務を機能に分解する

まずは業務の分解をします。
どんな業務も「前処理からのインプット」「処理」「後処理へのアウトプット」の3つ分けられます。
そして、「処理」は、より細かい作業に分けることができ、分けた「作業」も、「前処理からのインプット」「処理」「後処理へのアウトプット」に分けることができます。
これを繰り返し、最小単位の機能まで業務を分解します。

イメージとしてはこのようになります。これは自動化に限らず、業務改善や業務引き継ぎにも必要な工程です。

工程②ひとつひとつの機能を作る


2つ目の工程として画像のように分解した機能でフローを作成し、実際にロボット開発を行います。

UiPath Studio(RPAツール)の使い方を学習した方は、日本語で作成したワークフローを大きな塊ごとのワークフローファイル(.xaml)を作成し、その中に各機能分のコンテナを作り、表示名と注釈だけ(アクティビティは空)でフローを作成というやり方でこの工程に取り組みます。注意する点として、mainの中に作り込まないようにしてください。

※Studioとは別のRPAツールを利用されている方は違うやり方になる場合があります

各機能ごとにコンテナを作成できたら、各コンテナについて、現時点の自分の力で作れるのか作れないのかを判断してください。
自分で作成できるものに関しては、そのまま作成に取り組んでください。その際に表示名や自分の考えたことを注釈に残しておくと、後々の変更やメンテナンスが楽になります。
自分で作成できないものに関してはこの時点でわからないことが具体的になっているので質問したり、調べたりすることで解決することができます。

質問や調べる方法としては下記の方法がおすすめです。
質問⇒RoboRunnerサポーターや社内のRPA推進担当者
調べる⇒”UiPath 調べたいこと”で検索しUiPathフォーラムを使用

具体例として、機能の詳細を調べたいときは「UiPath 文字列」「UiPath 型変換」「UiPath データテーブル」のような検索方法で調べます

※コンテナ:コントロールやその他のコンテナをその中に保持できる単一もので要素のグループを同様に整列するために使用されます

詳しくはUiPath公式ホームページへ

工程③それぞれの機能を連携させて組み立てる

3つ目の工程はコンテナごとに作成したロボットの動作をチェックしながら、処理を繋げます。
コンテナ間のデータは変数で、ワークフロー間のデータは引数で受け渡し、次の作業に引き継ぎながら全てのものを繋げていきます。そこで動作をチェックする際には繋げたものを頭から確認するのではく、工程ごとにできるだけ小さい単位で確認することがポイントです。

これら3つの工程に慣れてきて余裕が出てきたら、ハードコーディングを出来る限り排除したり、同じような処理は、ワークフローとして抽出して複数箇所から呼び出すなど、将来のメンテナンスや次のロボット作成が楽になるように気を遣うようなると、よりロボット開発が簡単にできるようになります。

自信のない方はRoboRunnerを利用しよう

これまでに紹介した3つの工程を読んでも、やはりロボット開発をいきなりするのは難しそうという方もいらっしゃると思います。そんな方は以下のステップで徐々にロボット開発を自力でできるように挑戦してみてください。

ステップ1:最初のロボットは慣れた人に作ってもらう

最初は慣れた人に作ってもらうことで、最初のロボットが稼働するまでの期間を大幅に短縮できます。それをお手本・サンプルにすることで2台目以降の制作期間も大幅に短縮できます。

ステップ2:2台目のロボットは、1台目を参考に、RoboRunnerのサポーターと一緒に作る

1台目のロボットの中身の説明を受け、理解しながら2台目を作ることができます。

ステップ3:3台目以降はわからないところだけをメンターに質問しながら、基本は自力で作る

3台目以降(自信がなければ4~5台目以降からでもOK)は、できる限り自力で作ってみましょう。


Robo RunnerではRPAを導入の際のロボット開発の悩みなど、RPAに関する「困りごと」をオンラインサポーターが即座に解決するサービスです。

RPA運用でボトルネックとなりがちなRPAツールの学習、開発やその他RPA導入〜本格稼働までの間に出てくる様々な困りごとを経験豊富な専任サポーターが丁寧に解決します。Robo Runnerは低コストで、全てのサービスをオンラインで利用できるため、立地を問わずいつでもどこでもサービスを受けることができます。自社でRPA開発をすすめていきたいという企業におすすめのサービスとなっております。

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