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UiPath最新版やRPA安定運用支援サービス提供開始「2021年12月のRPA関連ニュースまとめ」

皆さんご挨拶が遅れましたがあけましておめでとうございます。
年末年始はしっかりと身体を休めることが出来ましたでしょうか。

今年も、そして今月も「RPA HACK」は1か月分のニュースを厳選しお届けします。

毎日の業務で忙しい皆様にサクッとRPA業界の動向を掴んでいただくためにこの記事は10分で読み終えることが出来る分量になっています。お時間に余裕のある方はリンク先に飛んで詳細をお確かめください。

【2021/12/1】UiPath社が最新版「UiPath 2021.10」の提供開始を発表

画像は公式HPより引用:https://www.uipath.com/ja/

エンタープライズ自動化ソフトウェアのリーディングカンパニー、UiPath(ユーアイパス)株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:長谷川康一、以下「UiPath社」)は、本日、UiPathプラットフォームの最新版「UiPath 2021.10」の提供開始を発表しました。(中略)今回発表の「UiPath 2021.10」では、特に「エンタープライズ規模の管理運用」「自動化業務の連携」「プラットフォームの拡大」「ユニバーサルプラットフォーム(クラウドとオンプレミスの融合)」といった強化ポイントのもと、100以上の新機能・強化機能を提供します。引用:https://www.uipath.com/ja/newsroom/21-10-product-release-2021-12-1

「セマンティックオートメーション」という言葉をご存じでしょうか。UiPath社の言葉を借りると「オートメーションが自己学習によって、企業の業務や個人の仕事におけるビジネス上の文脈を理解し、自動化対象業務やその自動化ためのワークフローの提案を行い、人間はその最終判断や最終的な考え方に集中できるというもの」と表現できます。

従来は、既存業務の中から自動化できそうな業務を洗い出し、フローを作成するまでを人間が手動で行っていました。セマンティックオートメーションの世界では、フロー作成・提案の工程まで自動化が進み、人間は判断だけを担うことになります。

UiPath社はAIやRPAに関しての知識のない人であっても自動化を実現できる世界を目指し、セマンティックオートメーションを推進することを公言しており、今回の新製品「UiPath 2021.10」はその第一歩とされています。

「UiPath 2021.10」の強化ポイントは以下の4点です。

  1. エンタープライズ規模の管理運用
  2. 自動化業務の連携
  3. プラットフォームの拡大
  4. ユニバーサルプラットフォーム(クラウドとオンプレミスの融合)

それぞれの強化ポイントについて詳しくはUiPath公式サイトをご確認ください。

これら4つの強化ポイントの下、自動化の4サイクルである「発見」「開発」「管理」「協働」を担う100以上の新機能・強化機能が追加されました。
国内での使用は12月1日より可能となっています。

【2021/12/21】NECソリューションイノベータが安定化・効率化・定着化を支援、「NEC RPA運用ロボットサービス」を提供開始

画像は公式HPより引用:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/

NECソリューションイノベータは、企業におけるRPA(Robotic Process Automation)運用の安定化・効率化・定着化に向けて、障害監視や障害予防などの機能を搭載した「NEC RPA運用ロボットサービス」を本日より提供開始します。引用:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/press/20211221/index.html

RPAを活用する際、導入して終わりではありません。継続して安定的に社内の業務を自動化するのであれば、RPA導入・開発後の管理にも力を入れていく必要があります。

NECソリューションイノベータでは、NECグループ内で1,000体以上のRPA導入経験があり、大規模かつ安定的な運用とそれによる業務の工数削減を成し遂げています。こういった実績を活かし、2021年12月21日より企業におけるRPA運用の安定化・効率化・定着化を支援する「NEC RPA運用ロボットサービス」の提供を開始しました。

「障害監視運用ロボット」メール配信イメージ

「NEC RPA運用ロボットサービス」では、「障害監視運用ロボット」と「障害予防運用ロボット」の2つのロボットが提供され、更に2022年度からは「見える化運用ロボット」が追加される予定です。

「障害監視運用ロボット」はRPAのエラー・長時間稼働等の以上を早期に発見し、異常のあるRPAの担当者、付随情報を記載したメールを運用担当者宛てに送信します。「障害予防運用ロボット」は、定期的に自動再起動と自動ログインを行い、RPAの負担を軽減します。一定期間経過したログ情報を出力先のデータベースから自動削除して容量を空けるなどのログローテーション機能を有したロボットもあり、これによって日々のRPAのメンテナンス業務の負担が削減されます。

平常時と異常時の両方をそれぞれサポートする「NEC RPA運用ロボットサービス」は、各ロボット一体あたり3万円からで、「障害監視運用ロボット」の中から「稼働ロボット監視」「異常停止ロボット監視」「ロングランロボット監視」の3つのロボットをセットにしたお手軽パックも6万9,000円で用意されています。

RPA導入は目的ではなく、業務改善の手段です。導入を想定した業務の改善に繋げるために、こういったサービスを適材適所で活用していくことが自動化の鍵を握ります。

【2021/12/22】NTT東日本が業務の自動化・新たな仕組みづくりを促進するDXコンテストを開催

画像は公式HPより引用:https://www.ntt-east.co.jp/

東日本電信電話株式会社 神奈川事業部(執行役員 神奈川事業部長:中西 裕信、以下「NTT東日本」)は、通信設備運用等における業務の自動化・新たな仕組みでの業務見直しを促進するDX人材<*1>を育成するための社内コンテストを2021年12月22日に開催しました。引用:https://www.ntt-east.co.jp/kanagawa/information/detail/20211224_001.html

<*1>ICT活用によるデジタルトランスフォーメーションを通じて、業務の効率化や変革を担う人材

NTTというと、澤田純社長が2021年9月に「転勤や単身赴任の原則廃止」を表明し、注目を集めたことが記憶に新しいです。これは10個ある新たな経営スタイルへの変更策の1つで、他にもDX推進や女性・外国人/外部人材の活躍推進などが含まれています。中でもDXに関しては自社内の環境整備や自動化だけでなく自社のノウハウを使用して社会全体のDXに貢献する方向性を示しています。

手作業による伝票入力を効率化することができる「AIよみと~る」や、作業自動化サービスの「おまかせRPAを提供するNTT東日本の神奈川事業部では12月22日に「社内業務のDX推進を牽引する人材の育成とDX技術や企画発想力の挑戦の機会提供」という目的の下社内のDXコンテストを開催しました。

コンテストには通信設備運用の業務に従事する社員6名が参加し、実業務に即したテーマ課題に対してRPAでシナリオ作成・トラブルシューティングを行いました。NTT東日本は今後も社内業務のDXを担う人材育成に注力するだけでなく、自社サービスや蓄積されたノウハウを活用して地域の企業の課題解決に貢献していく方針です。

2022年も素敵な1年に

いかがだったでしょうか。2021年7月編から毎月RPA関連ニュースをお伝えしてきましたが、思い返してみると毎月最新版のツールが提供されたり、新しいRPA関連サービスが生まれたりしていましたね。

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RPAHACKでは2022年もRPA導入担当者様の役に立つ記事やニュースをお届けしていきます。
新規記事の公開はTwitterにてお知らせしますのでそちらもフォローお願いいたします。2022年も素敵な1年にしていきましょう。

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