Peaceful Morning株式会社では、Power AutomateなどPower Platform製品全般のオンラインサポートサービス「Robo Runner」を提供しています。本インタビューでは、「Robo Runner導入事例」として実際の利用者様のリアルな声をお届けします。
今回インタビューを受けてくださったのは、事業部にてPower Automate活用を進める株式会社クラウドワークスの大縄様。プログラミング未経験の大縄様は2ヶ月で6本のロボットを開発し早速成果を上げられています。Power Automateの活用をどう進めてこられたのか、Peaceful Morning代表の藤澤 専之介が伺いました。
■インタビューにご協力いただいた担当者様
株式会社クラウドワークス 大縄美奈様
ユーザーと向き合う時間の確保のため自動化を検討
ーー株式会社クラウドワークスや大縄さんの所属部署の事業についてご紹介いただけますでしょうか。
大縄様:クラウドワークスではさまざまな事業を行っており、私はクラウドテックというエンジニア、デザイナー、マーケターなどのフリーランスエージェントサービスを行っている事業部に所属しております。
部署としてはクラウドテック本部のキャリアサポートグループに所属しており、フリーランスのワーカー様側の案件探しから契約のサポートまでを行っており、グループ内にはアルバイト含め20名ほど在籍しています。
ーー業務自動化を行うきっかけを教えていただけますでしょうか。
大縄様:キャリアサポートグループは常にリソースが逼迫、タスクに追われているような状態であり、割くべき業務に時間が使えていない状況でした。グループとしては、ワーカー様に面談の機会を届けることが重要であり、この数を最大化することが目標となります。
最大化のためにワーカー様にご連絡したり、接点を最大化したいところではありますが、事務作業も多くワーカー様とお話する時間が十分にとれていないという状況がありました。
また、組織としても自部署に業務改善を進める人材がおらず、何かデータが見たい、業務を自動化したいという場合には別部署に依頼をしている状況でした。
GASやSQLなどで効率化できるような業務も多くあった中で、業務改善を行っていく人材を部署内に作っていこうということで、私が兼務業務として業務自動化を行うこととなりました。
1日5分、毎日定時で行う業務に目をつけ、ロボットを量産
ーー素晴らしいですね。実際Power Automateを活用してどんな業務を自動化したのでしょうか?
大縄様:まだPower Automateを触り始めて2ヶ月ほどですが、日々の進捗状況をWebシステム(ワーカー様の管理システム)から取得しスプレッドシートに更新を行うような業務を6つほど自動化しました。
1つ1つの作業は1回あたり5分程度ではありますが、毎日決まった時間に更新する必要があり、担当者の時間的な負荷だけでなく漏れなくやらねばならないという精神的な負荷や、担当者が休んだ際の引継ぎなどの負荷もありました。
工夫した点としては、Power Automateをリモートデスクトップ上で動かすことで、データ更新中も他の作業ができるようになりました。また今まではシートごとに更新担当がいましたが、担当が休んでもロボにより毎日欠かさずシート更新ができるようになりました。
また、加工が終わったら通知が飛ぶような機能もロボにつけたことでより使いやすくなったと思います。
6つほど行った自動化を通じて、他のデータ取得系の業務にも応用できそうなことが学べたので、まだまだ自動化を進めていきたいと考えています。
ーー触り始めたばかりで6つもロボットを作るなんて素晴らしいですね!大縄さんはプログラミング経験はあったのでしょうか?
大縄様:いいえ。私はもともとExcelの関数すらわからなかったような状態で、社内でリスキリングを進めていこうという取り組みの中でSQLやGASの勉強を始めたばかりでした。
Power Automateは触ってみたところ、思った以上に簡単に感じて、ツール自体が分かりやすい印象です。また、ツール1つで完結できることが多く、作り方の流れさえ覚えれば私以外の他の未経験の人でもできると感じました。
クラウドフローからデスクトップフローの呼び出しもチャットサポートで解決
ーーRobo Runner(Power Automateの活用サポート)を御利用いただきましたがいかがでしたか?
大縄様:Robo Runnerサービスを利用し、まずはeラーニングでPower Automateの基礎を学んだのですが、こちらがとてもわかりやすかったです。
また、担当のサポ―ターの方と週1回1時間、メンタリング(オンラインMTG)を行うのですが、初歩的な質問でも真摯に向き合ってくれたり、活用事例をもってきてくれてとても助かりました。
チャットサポートにおいても無制限で24時間質問できる点がよく、質問したらすぐに回答が返ってきたことでスムーズに開発を進めることができました。
私の場合、クラウドフローからのデスクストップフローを呼び出す自動実行にチャレンジしたのですが、チャットサポートを通じて解決でき、イメージした通りのロボットを作ることができました。
ーースムーズな開発をご支援でき嬉しい限りです。今後、どのようにPower Automate/RPAを社内で展開していきたいでしょうか?
大縄様:今はキャリアサポートグループ内で活用していますが、今後は他のグループや事業部を超えて全社展開していきたいと考えています。
また私だけでなく、だれでもPower Automateを活用できるような取り組みをして全体に良い影響を与えていきたいです。個人のキャリア開発軸では、現在GASも勉強しているためGASとPower Automateの連携をして自動化の範囲を拡げていきたいと考えています。
ーーインタビューにご協力いただきましてありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
プログラミング未経験であった大縄さんによる現場起点の業務改善での成果、2ヶ月とは思えない素晴らしいものでした。Power Automate活用事例が今後どう全社に拡がっていくのか、楽しみですね!
プログラミング未経験の方でも自動化の成果を出せるのがPower Automateの特徴です。導入・サポートにご興味をお持ちの方はRobo Runnerのご活用を検討くださいませ。
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