Peaceful Morning株式会社では、プロのRPAエンジニアが社内開発をサポートするサービス「Robo Runner」を提供しています。本インタビューでは、「Robo Runner導入事例」として実際の利用者様のリアルな声をお届けします。
今回はRobo Runnerを個人でご利用いただいている、T様にお話を伺いました。
※ご本人の意向によりお名前とお顔は伏せさせていただいております。
★こちらの記事を読んでほしい人★
- RPA内製化を進めたい推進担当者
- RPA開発に悩む担当者
- DX導入に対して少し戸惑っている事務担当者
特に事務担当者の方には、目次最後の【RPAの導入によって、DXとは自分たちの仕事を楽しくしてくれるものだと感じてほしい】部分を、ぜひ読んでいただきたいです!
目次
「付加価値の高い仕事」に従事するため、再びRPA導入に踏み切ったきっかけ
田中:まず、T様の自己紹介をお願いいたします。
T様:某大手金融機関に勤めており、営業部や本部などを経て、現在は現場の業務効率化を進めていく部署にいます。
田中:そちらの部署では、どのような業務を担当されているんですか?
T様:具体的には、営業本部のサポートをする部署におります。デジタル化にしっかりと踏み込んでいるというわけではありませんが、デジタル化やコスト削減というミッションに向けて、付加価値の高い仕事に従事できるような業務をしています。
田中:まさに、DX推進を担う業務ですね!そのミッション実現に向けて、RPA導入が始まったということですか?
T様:そうですね。しかし私たちの部署では、RPA導入だけをやっていくわけではなく、様々な企画がある中の一つとしてRPA導入を進めています。当然、人とリソースを十分に割けているわけではなく、少人数で現場の人にも協力してもらって、なんとかやっていこうという現状です…。
田中:RPA導入は想像以上にリソースが割かれますよね…。御社でのRPA導入は今回が初めてですか?
T様:実は、もともと7~8年前にWinActorというソフトを使用してRPAを使っている時期がありました。そのときはサポートの方に常駐してもらって、大規模なロボットを作ったりしていました。
しかし、その頃のロボットはデスクトップPCからノートPCに環境が変わると止まってしまうなどのエラーが多発しただけでなく開発自体も難しいなどの理由で、なかなか現場への導入が進みませんでした。
田中:なるほど…。運用が変わったり新しく開発したくてもできないなどの理由で、現場へのRPA導入が頓挫するというのはよく生じる課題ですね。
そのような状況から、再びRPAの導入に踏み切ったきっかけなどはありますか?
T様:当時、会社全体にかかわるような大きなロボットの開発は確かに進みました。しかし、もっと部署単位に寄り添ったような業務も効率化した方がいいという声は、当時から数多くあったのです。今回の導入にあたっては、現場でも利用できるという観点から、新たにRPAソフトの検討から始めました。
そこで見つけたのがUiPathでした。トライアルや公式サポートなどもありましたし、素人でもある程度のことができるのか、というところをまず見てみようという流れで進みました。
田中:確かに、UiPathは機能が豊富で、今や世界的に人気なツールですよね!
T様:はい!ですが、社内でトライアルをしてみることになったとき、UiPathは私も経験がなく、まだ会社としてもトライアルのために研修費用を負担するという状況でもありませんでした。しかし、この部署での効率化を達成したい思いから、まずは個人としてしっかり学ぼうと考えて、自分で研修を受けようと決めました。
藁にもすがる思いで申し込んだRobo Runner、実際に利用してみてわかった自分自身の課題
田中:そうなんですね。そういった状況の中で弊社のRobo Runnerを知っていただいたきっかけはどんな形でしたか?
T様:オンラインのパソコンスクールなどで、UiPathの研修をしてもらえるところをかなり探していました。ですが、なかなか見つからず…。
唯一見つけたのがRobo Runnerで、藁にもすがる思いで申し込みをさせていただきました(笑)
田中:ありがとうございます!見つけていただけて嬉しいです。
T様:探している中で、WinActorやその他UiPath以外のソフトの研修はいくつかありましたが、UiPathの研修がなかなか見つからなかったですね…。なので、Robo Runnerを見つけ、説明などもお聞きして「ここしかない!ここにしよう!」と思いました!
田中:そう言っていただけて嬉しいです!実際にRobo Runnerを利用してみての感想はいかがでしたでしょうか?
T様:まず、オンライン学習コンテンツが、他のサービスの比にならないくらいわかりやすいです!エンジニアの方が作成したとのことですが、RPAの学習なら、真っ先におすすめしたい内容です。
しかし、それでも実際に自分で作成を開始すると、となると難しいな…と感じることもありました。
学習コンテンツに書いてあることのそれぞれは理解できるのですが、実際にロボットを作ろうとしたときには、なにからやればいいかわからない…。
例えば、頭の中でフローを作り、そのフローを成し遂げるためにはまずどのアクティビティからスタートすればいいのかわからない…など、学習だけで作成するのは、正直ハードルが高かったです。
田中:確かに、RPAには学習したことを実務で使うハードルがありますよね。特にUiPathは多機能なので、思うように作成していくには、慣れが必要です。
T様:そうなんです。そういった悩みを担当サポーターの方に質問していく中で、徐々に作成上の悩みは解消されてきています。ですが、私にとっての1番の課題は、RPAに触る時間を増やせるかどうかでした。
受講開始直後は、業務の忙しさもあり、正直なかなかRPAを触る時間が取れていませんでした。それによって、学習したことが身についていないと感じることもありました。一方、せっかく良いサービスを受けていて、いろいろ教えてくださる環境にいるのだから、まずは導入を推進する立場の自分自身が、RPAを触る時間を長く取るべきだと実感しました。
田中:手厚いサポートを利用することで自分自身への課題に気づくことができたんですね。他に何か課題を感じる部分などはありましたか?
T様:私は個人で契約させていただいているので、実際に会社で使用しているシステムなどの画面をそのままお見せして説明することができず、口頭での説明になってしまうので、もどかしさはあります…。
個人的に使いたいレベルのロボットは、チャットサポートの利用で実現できると思いますが、会社内の独特なシステムを自動化していくとなると、それをダイレクトに伝えることができず、個人契約としての課題を感じました。
田中:なるほど。会社によっては独自のシステムを使用していたりすることも多いので、その場合に口頭での説明となると難しいですよね。
そういった課題がある中でも、T様には会社契約ではなく、個人契約としてこれまでRobo Runnerをご利用いただいております。
今回のインタビューに対するご快諾も含め、弊社としては大変ありがたいのですが継続していただいている理由などはありますか?
他社サービスも利用して実感した、個人でも利用し続けたいと思える段違いの「寄り添い力」
T様:実際、会社では別のサポート(研修)サービスを契約するに至りそちらで質問などができる環境は整いました。しかし、この先個人としても、RPAをもっとしっかり作っていきたいという思いや、リスキリングとして自己に投資して、確かなスキルを習得したいという思いが強く、個人でRobo Runnerを続けたいと思っています。
田中:会社が契約しているサポートと、Robo Runnerの両方を利用してみて、違いを感じることはありますか?
T様:正直、講師の方のレベルが全く違います。
Robo Runnerの担当サポートの方は、やはり飛びぬけてレベル感が高いと思いますし、UiPathに関しての知識の深さや広さが、会社契約のサポートよりも非常に頼りになると感じています。
また、Robo Runnerは質問に対しての回答の早さも魅力の一つで、すごく信頼しています。
田中:サポーターのレベルや、回答の質には自信を持っておりますので、実際にそう感じていただけて非常にうれしく思います!
T様:回答のスピードが早いだけでなく、一つの質問をしたときに、複数のパターンを想定して回答してもらえるのも助かっています。例えば、○○ができなかったらこうなる、△△ができなかったらこの対応になる、というように。いろいろな引き出しを教えていただけていて、リスキリングの観点からもありがたいです。
また、私がわかっていないこと、できるようになりたいこと、そもそもどんな風に質問自体をしたらいいのかわかってないことなどを汲み取ってくださり、それに応じた回答をしてくださるので、安心して質問ができています。
田中:確かに、初心者の方にとっては、そもそも何が問題になっているかを言語化することがハードルですよね。
T様:まさにそう思います。RPAを開発していると、一つの問題が解決してもすぐに別の問題が発生したり、フローがわからなくてなかなか開発が前に進まかったり、初心者だと解決に時間のかかることが数多く起こります。その中で、私の現状を理解して、そこに寄り添って回答いただけることが、本当に助かっています。
会社で契約しているサポートではそういったことはしていただけず、やり取りにも時間がかかってしまい…。だんだんと質問を投げること自体がおっくうになってしまい、機能していないような状況です…。
また、Peaceful Morningさんが作られているRPA HACKの資料も、他に類を見ないほどわかりやすいです。
これまで見てきた資料はプログラミング知識がある程度ないと理解できないようなものが多く、どうしても警戒心を持ってしまいますが、RPA HACKの記事は、プログラミングがわからなくても理解しやすいです。
そういった面も含めて、Robo Runner、あるいは御社は、利用者に対する寄り添い方が素晴らしいと思います。
RPAの導入によって、DXとは自分たちの仕事を楽しくしてくれるものだと感じてほしい
田中:現在個人としてRobo Runnerをご利用いただいておりますが、今後社内ではどのようにRPAを展開していきたいですか?
T様:今はまだRobo Runnerでサポーターの方に教えてもらわないとほとんどわからないような状態なので、これからさらに習得していき、まずは自分自身で最低限の開発や対応、本質的な課題の指摘などができるようになりたいと思っています。
また、部署ごとに様々なシステムが乱立してしまっていることなど、組織が大きな会社ゆえの課題も多いので、部署あるいは会社として導入するまでにはハードルがあるのも事実ですがいずれは会社としてRobo Runnerを契約させていただき、自分だけでなく社内の人たちにも利用してもらいたいと思っています。
そして、社内で業務にあたっているみなさんがDXというものに対して、「なんだか大変そう…逃げたいな…」という風に感じるのではなく、自分たちを楽しくしてくれるものなんだと感じてもらえるように、RPAを通して浸透させていきたいですね!
ーーインタビューにご協力いただきましてありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
業務効率化のミッション実現に向けて社内のRPA導入を推進していく中で、個人でRobo Runnerをご利用いただいているT様。
Robo Runnerの「寄り添い力」に魅力を感じていただき、自らRPAの習得に向け、熱心に取り組まれている姿が印象的です。DXというものは本来、「自分たちを楽しくしてくれるものなんだ」ということを社内に浸透させたい思いを胸に、日々奮闘されているT様のお話をお聞きし、改めて、今後もT様をはじめ、Robo Runnerをご利用いただいている皆様に、「RPAを通じた解決課題パートナー」として全力でサポートをさせていただきたいと思いました。
本インタビューでは、「Robo Runner導入事例」として実際のご利用者様のリアルな声をお届けしました。
Peaceful Morningでは、RPA導入においてお悩みを持っている企業様に対して、RPA開発の内製化支援を行っています。ご興味をお持ちの方は、Robo Runnerのご活用を検討くださいませ。
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