直近のニュースでRPAの新たなトレンドを感じさせるものをまとめて解説します。
10月の中旬を過ぎ、少しずつ肌寒くなってきましたね。
年末に向けてRPA HACKで取り上げたいトピックが多く、有意義な情報を届けたくてうずうずしています・・・!
目次
RPAの新たなトレンドを感じさせるニュースまとめ
■NEC、操作ログから作業の流れや操作内容・所要時間を可視化するソリューションなどRPAサービスの拡充を発表
「NEC業務改善ソリューション 業務分析サービス」を始めた。RPA導入では既存の業務フローが可視化できていないという課題をもつ企業が多く、パソコン業務の操作ログから作業の流れや操作内容、所要時間を可視化することで、RPA適用候補業務を抽出し、効果的なRPA運用を提案できるとのこと。
また、RPAのパートナーリングを拡大しUiPath社の製品を扱うことも発表された。
RPAと絡めて業務可視化、プロセスマイニング、とても盛り上がってきていますね!
先日取り上げたプロセスマイニングの記事→
■日立システムズ、一宮市の市税業務にRPAを適用した実証実験結果を発表
日立システムズは10月19日、市税業務に対し、RPAを適用した実証実験を7月から8月にかけて実施した結果、職員による住民税システムへの入力業務で、73.6%の作業削減を達成したと発表。
今後、民間企業を中心とした100社以上にRPAを導入してきたノウハウと、今回の実証実験で得られた課題を反映した自治体向けRPAサービスの提供を18年度中に行うとのこと。
先日も自治体のRPA導入の取り組みを特集しましたが、引き続き自治体の実証実験事例、盛り上がっていますね。
OCRの精度も昨年に比べると格段に上がっていますし、紙中心の自治体の仕事はRPA+OCRでどんどん自動化されていく気がします。
以前の特集→自治体RPA導入は実証実験から本格導入フェイズへ – RPA News
■RPAの導入増加で見えてきた落とし穴
先日行われたマイアミのUiPath Forwardで発表されたRPAに関するトレンドについて。
大規模な導入事例が増えるアメリカにおいて、主要なテーマは当初、仕事を取られるかもしれないという労働者との軋轢を解消することだった。しかし導入が進み、労働者とRPAが協業できることがわかるとテーマが次の段階に移っている。
主要なテーマ
①ガバナンス
②チェンジマネジメント
③ITとビジネスの連携
「ガバナンスの目的はどの業務にRPAの予算を割り当てるか、それぞれの関係者に適切な意見を出してもらうことにある」との意見もあり、大がかりな導入が進むにつれテーマが変わってきていますね。日本でもこの傾向は今後強まるでしょう。
本日は最新のニュース3つとともに新たなトレンドを取り上げました!
①プロセスマイニング、②自治体導入の加速、③ガバナンス、チェンジマネジメントなどへのテーマの変化
明日もお楽しみに☆
Robo Runnerに関する記事↓
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