「RPA DIGITAL WORLD 広島 2020」イベントレポート

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2020年1月31日に広島コンベンションホールで開催された「RPA DIGITAL WORLD 広島 2020」。これまで東京や大阪などの大都市で開催されてきた「RPA DIGITAL WORLD」が初めて広島で開催されるということで注目を集めました。

RPAに関連するイベント開催や地元企業による営業活動などにより、広島をはじめとする中国地方におけるRPAの認知度は徐々に高まってきていると言えます。しかし、RPA導入を検討するための最新の情報を得る機会はまだ少ないのが現状です。

本記事では、当日行われた基調講演やデモンストレーションセミナー、展示の様子をレポートします。

【基調講演】経営技術としてのRPAの本質~デジタルレイバーを活用したビジネスモデルの進化~

一般社団法人日本RPA協会 代表理事 大角暢之氏

基調講演には、一般社団法人日本RPA協会代表理事の大角暢之氏が登壇しました。講演では「RPAの実態」「DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性とRPAの意義」「先進ユーザー・ケース」が共有され、RPAを経営技術として捉えることやDXを前提としたRPAの可能性、現場融合型のRPAの重要性が強調されました。

RPAの実態

大角氏は「大企業におけるRPA導入は一段落し、現在は中堅・中小企業が本格的に取り組もうというフェーズにある。今からRPAを始めるのは絶好のタイミングだ」と述べた上で、RPA導入には開発や保守、ROIや組織運用体制といった課題があると語りました。現在RPAを導入している企業は2極化が進んでいるとし、ロボットを開発したところで止まってしまっている企業と、DXに向かって着々とスケールしている企業があると指摘。後者には「RPAを単なるソリューションではなく経営技術として捉えている」特徴があると明かし、RPA導入を成功させるためには経営者が「何のためにRPAを導入するのか」という目的意識をしっかりと持つことが大切だと述べました。

DXの重要性とRPAの意義

次に大角氏はDXについて次のように語りました。

「経済産業省が推進しているように、DXは今後非常に重要だ。DXは顧客の価値、ステークホルダーの価値を最適化するものだ。そして、DXを実現するためにはあらゆるデジタル技術を活用する必要がある」

そして、DXの土台を作るためには現場融合型のRPAが必要だとし、「RPAはあらゆるテクノロジーのハブになる存在であること、専門的な知識がなくてもある程度は開発が出来ること、比較的容易に生産性を上げられることの3つの点でDXの土台作りに役立つ」と述べました。

先進ユーザー・ケース

最後に大角氏によってRPAで先進的な取り組みをしているユーザー・ケースが紹介されたほか、デジタルレイバーとの協働のコツが学べる「!Center(びっくりセンター)」を今後全国10拠点に展開していく計画が明かされました。

【デモンストレーションセミナー】RPA(WinActor)×AI-OCRのデモンストレーション

WinActor×AI-OCR

デモンストレーションコーナーでは、RPAやAI-OCRなどのソリューションの機能や特徴、使い方を短時間で学ぶ工夫がされていました。一例として株式会社ドコモによるWinActorとAI-OCRのデモンストレーションについてご紹介します。

サービス概要の紹介

まず初めにWinActorとAI-OCRの概要について説明がありました。AI-OCRが従来型のOCRと違うところは、文字の枠づけが必要なく、読み取り精度が高く、読み取り速度が速いところなどです。AI-OCRを利用した自動化の例としてJA下関の取り組みが挙げられ、スキャンした注文書をAI-OCRによってデータ化し、そのテキストデータをもとにしてRPAがシステムにデータを登録することで最大1,500時間の削減に成功していることが紹介されました。

実演デモ

次に実際に業務を自動化する様子がデモンストレーションで紹介されました。手順は以下の通りです。

1.AI-OCRの帳票定義

2.WinActorのシナリオ構築

3.AI-OCR×WinActorによる自動化

ドコモのサポートメニュー

最後にドコモによるサポートメニューについての説明がありました。ユーザーフォーラムやお問い合わせフォームから問い合わせが出来る基本サポートの他、事前に日程調整を行って対面でサポートしてもらえるオンサイトサポート、さらに電話や画面共有、メールなどによる遠隔サポートなどがあるそうです。

【展示】

当日展示を行っていた企業は以下の通りです。

株式会社エネルギア・コミュニケーションズ

BizRobo!をベースにしたEneRobo(エネロボ)ブランドのサービス提供で知られています。新しく発表したAI-OCR機能「エネロボスキャン by Seisho」や運用管理支援サービス「エネロボダッシュボード」などが紹介されていました。

アステリア株式会社

8,000社以上の導入実績を誇るデータ連携&業務自動化ツール「ASTERIA Warp」が有名です。Excelを使った定型業務からシステム間のデータ入出力、高度なデータ加工まで、データを扱う様々な業務を自動化します。

株式会社NTTドコモ

WinActorを取り扱っているNTTドコモの展示です。広島テレビのRPA導入支援やRPAとAI-OCRを組み合わせて行う業務改善のためのコンサルティングなど、様々な取り組みが紹介されていました。

ヒューマンリソシア株式会社

WinActorを導入するための支援や教育サポート、研修などでおなじみのヒューマンリソシアです。レベル別の充実した教育カリキュラムが用意されています。

富士ゼロックス広島株式会社

富士ゼロックスのクラウドサービスAI-OCR「Smart Data Entry」とBizRobo!を組み合わせることにより、AI-OCRの結果と業務システムなどの連携が可能になります。展示ブースでは、スキャンから「Kintone」へデータを登録する一連の様子を見ることが出来ました。

まとめ

RPAの概要についてだけでなく、AI-OCRといった新しいソリューションについても学ぶことが出来た本イベント。これからRPA導入を検討する企業だけでなく、すでに導入済みの企業にとっても有益な場だったと思います。

メインホールでは、広島テレビや広島銀行、エネルギア・コミュニケーションズといった地元の企業が講演を行い、参加者と成功事例を共有していました。DXの重要性が高まる中で、今後もさらに最新の情報に注目していく必要がありそうです。

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