市場規模は1,500億円!?「プロセスマイニング」の今

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2019年RPA関連トレンドワードである「プロセスマイニング」

日本語記事では、まだプロセスマイニングの領域について深く調べてある記事が少ないのが現状です。そこで今回は、このプロセスマイニングの領域に詳しいハートコア株式会社代表取締役社長/CEO神野純孝さんにお話を伺いました。

正直、インタビューするまで知らなかった情報盛りだくさんだったので…「プロセスマイニングの今」を理解したい方にオススメです。

過去のプロセスマイニングに関する記事↓

RPA導入を行う企業が抱える問題

ーープロセスマイニングの話に入る前に、今RPAを導入する企業で起きている問題について教えてください。

まずRPAで本当に自分の会社の業務を効率化できているのかどうか」ここに問題があります。

例えばよく聞くお話が、RPAを入れろと上司から言われました。そうすると何を自動化していいのかがわからないからとりあえず請求書を自動化するようなRPAを作りましたという会社さんが結構多いです。請求書って1ヶ月に1回しか来ないんですよ。1ヶ月に1回しか来ないデータを事務の方がカタカタとパソコンで打っていたとしても数分なんですね。早い慣れた方だと数十秒で出来ると思います。その数分でできる業務を、例えば何週間もかけてRPA化してやる意味ってあるんですかと。

そこでコストをかけて例えば100万円を使いRPAにしましたと。確かにRPAにはなっているんですけど、請求書が何百枚来ようが事務の慣れた方が1人いてカタカタやれば十分給料の中で出来る範疇なのに本末転倒になっています。自動化したいがためにしなくてもいいような業務を自動化してしまっているという自己満足が存在しています。うちRPA入れてすごいでしょ!みたいな自己満足で終わっているような企業さんがすごく多くなっています。

本当にRPAで自動化しないといけない業務というのはここなのではないか?というのがわからないというケースが多いです。

この1、2年の流れは、「本当にRPAを入れないといけない業務はどこなのかを知る」ことが重要になります。

ハートコア株式会社代表取締役社長/CEO神野純孝さん

ーー業務を知るためにプロセスマイニングとなるわけですね。改めてプロセスマイニングとはどういったものなのでしょうか?

1番簡単に言うと、業務のボトルネックを見つけてそれを改善することができるものです。例えば大企業になるとたくさんの業務が複数走っているのですが、その業務が本当にうまくいっているのかどうかは誰もわかってないというのが現状だと思います。

うまくいっているように見えていても実は1人のスーパーマンがいて、その人がなんとなくバランスを取りながらうまく業務を回していたり。もしこの人がいなくなったら業務破綻するよと。そういうプロセスって山ほど会社の中に存在しています。それを人に依存するのではなく誰がやっても綺麗に回るような業務に変えていくというのが仕事の効率化においてとても大切です。そういったボトルネックをまず見つけ出して改善することができるのがプロセスマイニングの特徴です。

 

プロセスマイニング市場は2023年に1,500億円!?

ーー日本でもプロセスマイニングというキーワードをよく聞くようになりました。

プロセスマイニングの市場というのは、実は去年までガートナーの調査ではBPM(Business Process Management)の中に入っていました。それが今年からは分離してプロセスマイニングという分野を作ったぐらい今大きな成長率を出してます。

ガートナーのシンポジウムで発表された資料によると、2018年が約200億円の市場。2019年今年がその倍400億円の市場にライセンス料だけでなると言われています。これが2023年1500億円くらいになってくるということで、ものすごく伸びる予測が出ています。

この伸びの大きな理由というのが働き方を改善していかないといけないというのが1つですね。それは日本だけではなくて世界の大きな流れになっていまして、その1番最初に出てきたのがRPA。RPAで働き方改革しましたがやっぱり限界があるよねと。例外処理が多くてどうしようもなかったりとかどこをRPA化したらいいかわからなかったりとか一通りRPA作ったんだけど、まだまだ上手くいっていないよねと。もうちょっとなんかできないのかなという所に達した時に、それを解決するツールって一体何なのって各社が探し出してきて、注目を集めているのがまさに「プロセスマイニング」という分野になっています。

 

日本でプロセスマイニングの導入が遅れている理由

ーー欧米では2000年代からプロセスマイニングの研究が進められていて、すでに1000社以上のプロセスマイニングの導入実績があります。日本では昨年からかなり言葉は聞こえ出しているんですけどまだまだ導入実績は少ないですよね?

少ないですね。

 

ーー日本でこのプロセスマイニングの導入であったりとかプロセスマイニング自体の認知やビジネスへの応用がここまで遅れている理由というのは何かあるんでしょうか?

理由は簡単です。プロセスマイニングは大手ERPのデータを可視化しましょうというところから基本的に始まっています。大手ERPは欧州が強く、結果的に欧州各国でのプロセスマイニングの取り組みが先行したこともあり、ベンダーはほぼヨーロッパに集中しています。実は、米国でもこれから、という新しい分野なんです。

 

ーー神野さんは世界を回られて、20社以上プロセスマイニングのツールを開発する会社を見て回られたと聞きました。

良いプロセスマイニングのツールを扱いたいと思い、小っちゃなベンチャーで従業員2人しかいないベンチャーも含め20社程度話を聞きました。

機能でいうと私たちが取り扱うmyInvenioは優れているのですが値段が高めのツールです。一方、機能が少ないが安いツールもたくさんあって年間ライセンスが10万円ぐらいのツールもありました。

プロセスマイニングツールmyInvenioのダッシュボード

 

次の記事に続く↓

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