今回は、RPA界隈で叫ばれ始めたインテリジェントオートメーションについて解説します。
Blue PrismのバスゲートCEOの来日会見があったということでそのニュースのなかでも使われていた言葉です。
さすがにグローバルのトップの言葉は、RPAがAIと連携する世界観を感じさせるもので、とくにRPAがインテリジェントオートメーションに向かうという話はその通りだなーと納得しています。
目次
インテリジェントオートメーションについて
インテリジェントオートメーションの定義
RPAのようにルールベースでの自動化ではなく、学習ベースのAIなどのテクノロジーを活用してビジネスを自動化する仕組みのことをインテリジェントオートメーションといいます。
BluePrismのバスゲート氏いわく、
「複雑化するタスクを自動化するために、AIとの連携は不可避であり、インテリジェントな自動化スキルの採用による真のAIを実現することが大切である。RPAと、AIや機械学習の組み合わせによって、人の関与がなく、完全に自動化されたプロセスに移行できる。インリジェントを活用した自動化によるエコシステムも実現することができる」(バスゲート氏)
複雑化するタスクを完全に自動化するためには、AIなど学習ベースのテクノロジーと組み合わせないと自動化できないということです。
デジタルトランスフォーメーションのハブとしてのRPA
まず気になった点は以下。
日本法人 社長のPaul Watts氏は日本市場の動向として「RPAは働き方改革と結び付けられるケースが多いが、もっと戦略的に捉えられるべきだ」と指摘する。その上で「単に残業時間の削減だけでなく、経済に影響を及ぼすような大規模なオペレーションの見直しが重要だ。Blue Prismでは、世界の知見を集めた“ロボティックオペレーティングモデル”を提供する」とアピールした
Blue Prismの日本法人社長の話、その通りでインテリジェントオートメーションという言葉が使われるが、RPAはインテリジェントオートメーションにおけるデータの入り口として必要不可欠な存在で、RPAは働き方改革を進めるツールとしてとらえるのではなく、デジタルトランスフォーメーションのハブとして戦略的にとらえる必要があると考えています。
このメッセージがどこまで日本市場に響くのか注目ですが、UiPathやAutomationAnywhereの発信も近いものがあると感じています。
Blue PrismのAIとの連携
記事の中では、同プロダクトはMicrosoft Cognitiveなどの機械学習機能群をスキルとして使えるというツールがあるとのことです。ぜひ使ってみたいですね。
最新の取り組みとして「Blue Prism Digital Exchange」が説明された。Digital Exchangeはシステム連携やプロセス自動化に必要となるAPIやコネクタをダウンロードできるポータルサイト。GoogleやMicrosoft、Appian、Splunkなどのパートナーが参加している。例えば、Microsoft Cognitive ServicesやGoogle Cloud Platform、IBM Watsonなど、文章解析や画像認識などに関する機械学習の機能群を「スキル」として利用可能。
Blue Prismの製品画面
参考までに、Blue Prismの製品画面。(すこしかたーい感じの印象をUIから受けました)
Blue Prism Video Tutorial | 016 | Basic Excel operation with Blue Prism – Part 2
今後の日本市場におけるBlue Prismがどう巻き返すのか、注目ですね!
明日もお楽しみに~!
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