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経理業務特化型AIで急成長するファーストアカウンティングの可能性とは?

経理業務のデジタル化を支援するAIソリューションサービスを提供するファーストアカウンティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 森 啓太郎、以下 ファーストアカウンティング)は、UiPath株式会社日本法人の初期メンバーである中薗直幸氏が2020年11月1日付けで入社し、同社のChief Revenue Officerに任命したことを発表しました。

そこで今回は、RPA HACK編集長の藤澤専之介が、世界トップ水準のRPAツールベンダーから急成長する経理特化型AI企業へ転職というエポックメイキングな出来事の当事者である中薗直幸氏とファーストアカウンティング代表取締役社長の森 啓太郎氏のお二方にインタビューを行い、同社の魅力や可能性について伺いました。

インタビュイー紹介

森 啓太郎氏

1974年生。ソフトバンク株式会社を経て、アカマイ・テクノロジーズ日本法人立ち上げに参画。営業本部長に就任し、2008年度営業成績は世界No.1などの実績を残す。2012年安心食品専門ECのホワイトフードを設立し、代表取締役に就任。AIを使うことで会計書類の自動データ化と自動仕訳が可能となれば、人手不足の解消に貢献すると共に、重要業務にリソースを割くことができると考え、2016年6月にファーストアカウンティングを設立。現在Robotaシリーズで企業の経理業務改革を推進中。

 

中薗直幸氏

1973年生。日本マイクロソフトを経て、2017年にUiPath株式会社に入社。パートナーソリューション本部長として営業統括、パートナーセールス、インサイドセール、マーケティング部門など幅広い領域のマネジメントを担い同社の成長に貢献。2020年11月1日付けでファーストアカウンティング株式会社のChief Revenue Officerとなり、営業、マーケティング体制の強化及び、パートナー企業との連携強化により、ファーストアカウンティング全体のビジネス拡大を目指す。

ファーストアカウンティング株式会社


ファーストアカウンティング株式会社(以下 ファーストアカウンティング)は、「経理、その先へ」をキーワードに、経理業務のデジタル化を支援するAIソリューションサービスを提供する企業で、2016年に森 啓太郎氏により設立されました。

ファーストアカウンティングが提供する経理会計業務に特化したAI-OCR「Robota」は、手書き・活字を問わず会計証憑画像内の文字・数字をAIが自動で認識します。経費申請などの入力作業を、手作業の10倍以上のスピードと95%以上の高い読み取り精度を両立しながら自動処理します。

また同社は、クラウド版のAI-OCR「Remota」も提供しており、紙書類が多くリモートワークが難しいとされている経理や財務部の在宅ワーク実現のためのソリューションとなることが期待されます。

これまでのキャリアについて

ーはじめにお二方のご経歴を簡単にお話しいただきたいです。

中薗さん:新しい方から話しますと、UiPathに3年間いました。社員数が20〜30人くらいの時に入社し、パートナービジネスやマーケティングの立ち上げをしました。その後、最後の年は直販で製造、流通、それから九州エリアを統括する本部の責任者をしていました。
パートナー・マーケティング・直販の3つを経験できたことが経歴として大きかったと思っています。
その前はマイクロソフトに16年間所属し、さらにその前は、日本DEC(※)で大企業向けのコンピュータやネットワークのサポート、テクニカルアカウントマネージャーをしていました。

森さん:最初の会社であるソフトバンクに1年と3ヶ月在籍し、その後アカマイ・テクノロジーズの日本法人で10年ほど営業職をやっていました。在職中にグローバル1位、グローバル2位といった営業成績を収めたことで営業責任者にも就任しました。
その後は起業をし、7年間eコマースの社長をしていました。物販の会社でしたので、請求書などを大量かつ様々なフォーマットでいただくことが多く、既存のベンダーやAIの会社にそうした請求書類の自動処理を依頼したところ、「できない」と言われたため「そんなわけないだろう」と思い2社目の起業としてファーストアカウンティングを設立しました。

 

※DEC(Digital Equipment Corporation):かつてのアメリカを代表するコンピュータ企業。1998年にコンパックに買収され、2002年にコンパックがヒューレット・パッカードに買収された。

ファーストアカウンティングでのキャリアを選んだ理由は?

ー中薗さんがファーストアカウントへの入社を決意した理由を教えてください。

中薗さん:まずはテクノロジーで、AIはこれからどんどん伸びてくる分野だということと、大学の専攻がニューラルネットワークだったので、もともと興味があったということです。
また、UiPathやRPAのテクノロジーは構造化されたデータしか自動化できないという制約があり、その制約を取り除くためにUiPath時代も自分のチームでRPA×AIを推進していたのですが、ファーストアカウンティングであれば実際の業務をRPA×AIで実現できると感じたのが2つ目の理由です。
3つ目の理由は、DEC、マイクロソフト、UiPathは全て本社がアメリカの会社で、アメリカのテクノロジーやソリューションを日本市場で販売してきたのですが、その逆の「日本発世界」をやってみたいと思いました。。

藤澤:森さんはどのように中薗さんを口説かれたんですか?

森さん:口説いたのは熱意だけじゃないですかね。やはりグローバルに行きたいと思っていますし、私も外資でアメリカ本社で決まったことを日本で実行するということをしていたので、本社機能としてグローバル展開することにはとても興味があって、コロナ禍ですが今のうちに準備を進めて、コロナが明けたら海外に行けるようにしたいと考えています。

画像はファーストアカウンティング社HPより引用

ファーストアカウンティングの可能性とは?

ー中薗さんからみたファーストアカウンティングの可能性や強みを教えていただきたいです。

中薗さん:森さんのもとに集まってきた人のスキルや人間性、一つのゴールに向かって走って行くところはすごく強いポテンシャルを感じましたね。
また、ソリューションも経理に特化した自動化・効率化のソリューションなのですが、テクノロジーと経理業務に精通した人たちが製品開発やお客様への提案を行っているという点が他にない強みかと思います。
ご存知の通り経理は人の手による作業が多く、さらに紙のやりとりも多くて、リモートワークが推奨されている状況でも出社しなくてはならないことがあります。、そのため、戦略的なことに時間を使えずに困っている経理の人たちが多く、そういう人たちがより会社の可能性を広げる仕事をできるようになることはとても良いことで、サービスのニーズも非常に高く、そうした点に可能性を感じました。

森さん:大手企業の経理部およびシェアード業務については、入力と確認作業が9割を占めるというのがほとんどの会社での実態です。本来であれば、経理の方はマネジメント向けのレポートの作成したり、購買部など担当部署へ「取引額や仕入額の多いベンダーの商品について値引き交渉ができると利益に大きく影響できる」といったアドバイスをすることで、経常利益を生むような「戦略経理」に時間を使うべきです。
単純な入力作業に関してはAIやRPAの仕事であると思っています。付加価値の高いところに時間を使っていただけるようにするというのが我々のミッションであり、そういった経理の方のためのAIを作っています。

経理業務の置かれた現状

ー経理部門や経理業務における課題について教えてください。

藤澤:経理部門には定型業務がかなりあるという課題についてお話しいただきましたが、それ以外に経理業務にはどのような課題があり、現状どの程度業務の自動化が進んでいるか教えていただけますでしょうか。

森さん:日本の場合は紙が多いため苦労されていると思います。さらに非定型といわれる様々なフォーマットの請求書が届きます。それを紙で受け取っていてはいけないだろうということで、我々は初めからデータをデジタルで受け取ることをお勧めしています。
支払処理や経費精算の突合処理など7割ほどは自動化できます。OCRの精度的観点からはほとんど読み取ったデータは合っているのですが、お金が絡む処理なので全て自動化すれば良いというわけではなく、監査や不正防止の観点からも人間のチェックは必要です。

中薗さん:OCRが得意とするのが領収書と請求書です。業務では経費精算業務と支払業務です。現状人が行なっている業務の7割は自動化が可能になってきております。

森さん:BPOで全て投げるという方法もありますが、その場合自分のチームを解体することを意味するので、経理部の人が幸せになるかというとそうでもないと思います。なのでガバナンスのチェックや戦略経理をするために人は必要で、全て自動化して人の仕事を取ってしまうようなAIとはコンセプトがそもそも異なり、あくまで人の部下としての位置付けがAIであると考えています。
不正のチェックや戦略経理など考える仕事に使う時間を作るためのAIという位置付けでサービスを提供しています。

藤澤:BPOにポンと投げるのではなく、部下であるAIが入ってきて、それをチェックしたり戦略的なことを考えるというのが経理部の新しい仕事だということですね。

森さん:今いる経理の方が輝けるようにするということです。経理は会社の基幹であるので、戦略経理などは極めて重要な仕事です。決して雑務をするための職務ではないと言うのが我々の考えです。

今後の展望

ー今後実現したいこと、展望についてお聞かせください

中薗さん:海外に進出したいという夢がありますが、その前にはやはり経理の人が本当に喜んでもらえるソリューションを提供したいと考えています。先ほども言ったように、経理の人は本来は会社のデジタルトランスフォーメーションを数字的・ファイナンス的に経営者にアドバイスするという重要な戦略的役割を抱えています。AIを活用することで単純作業を効率化して、戦略経理を実現して頂くことで、本当に経理の方に喜んでもらえる会社にしたいと思います。
ファーストアカウンティングではそれを「Augmented Accounting」と呼んでいます。

森さん:「Augmented」は「拡張する」、「Accounting」は「会計」という意味で、経理の力を拡張していく、経理の方の可能性や未来を拡張するようなAIを作りたい、そういう会社です。

藤澤:本日は貴重なお話をありがとうございました。貴社の更なる成長を応援しております。

経理が活躍する未来を創る

経理の本来の役割は、単純作業をこなすことではなく「戦略経理」を通じて企業に貢献することです。ファーストアカウンティングが提供する「Robota」や「Remota」は、現状の経理業務の大半を占める書類などの入力確認作業を自動化・効率化し、経理が本来のより重要な業務に専念できる環境を整えます。

中薗氏がファーストアカウンティングにジョインしたことにより、「Augmented Accounting」を推進するビジネスの拡大が加速し、経理が組織の「基幹」としてより活躍できる社会が実現することが期待されます。

 

ファーストアカウンティング社ホームページはこちら↓

(リンク:https://www.fastaccounting.jp/

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